藻谷 俊介2月16日1 分第三次産業活動指数 12月分10-11月に連続して急落した当指数だが、12月は微かに反発。ただし、もともとぶれの小さい当社のX13AS季調では、前月比+0.1%の上昇に留まった(図2B青線)。戻っても薄弱だったことで、いよいよ屈折が明らかになってしまった格好である。前回の当レポートや、その後のWe
藻谷 俊介2月16日1 分10-12月期GDP一次速報7-9月期が2次速報から更に下方修正された上で、そこから10-12月期が更にマイナスという、弱り目に祟り目の内容。下表の青地部分が示すように、当社のSGRIモデルは発表値と同じ-0.1%だったが、遡及改定も含めれば-0.2%で、実際は更に弱かったことになる。
藻谷 俊介2月15日1 分PPI企業物価 1月分国内企業物価指数全体としてのリアルタイム・インフレ率は、1月は+1.5%まで回復(図2A)。昨年はエネルギー価格のアップダウンに沿って2度短いデフレに陥ったが、ほぼ10年平均に回帰した(図2C)。前年同月比に基づく左記事は、それを遅行しながらなぞっているので、今はまだゼロという認
別府 浩一郎2月12日2 分TOPIX移動平均線からの乖離状況などTOPIXの移動平均線からの乖離率は、これだけの強い相場にしては過熱感が乏しい。ただし、200日線から30%や40%という乖離率が出現するのは、基本的には大幅な下落相場の後の反発場面であって、継続的な上昇相場では乖離率ピークは概ね15%±3%の範囲だ。
藻谷 俊介2月11日1 分世界鉱工業生産 12月分12月の世界鉱工業生産(データ65%収集時点)は、季調前月比+0.2%(前年同月比+2.0%)の143.0となり、踊り場脱出が続いている(図5A)。11月は0.1ポイント下方修正の142.8であった。先月号でも述べたとおり、後退局面には入らなかったことが確認される形とな
別府 浩一郎2月11日1 分Weekly Market Watch 定例図表過去2年にわたるウクライナ侵攻、昨秋以降のパレスチナ情勢悪化、現下の紅海におけるフーシ派の船舶襲撃など悪材料山積でも、エネルギー価格は落ち着き。小麦、大豆、トウモロコシなど主要農産物価格も低迷。例外として、ココアは供給不安と需要増大により暴騰(第28-29頁)。
別府 浩一郎2月11日1 分S&P500は5週続伸で初の5000ポイント台乗せ先週、S&P500指数は1.4%上昇。5週続伸。総じて好調な企業業績と生成AIに関連する銘柄への旺盛な物色意欲がS&P500を初の5000ポイント台まで押し上げ。
藻谷 俊介2月10日1 分モデル週報しばらく煮詰まっていた金融市場だが、今週は多少明るい方へ抜けてきた感もなくはない。世界長期金利は0.1%近く上昇し、株価指数も0.6合目上昇となった。為替は三通貨鼎立から円安欧州通貨高へと推移している。
藻谷 俊介2月9日2 分12月の統計を概観して日本経済は秋頃まではある程度の堅調さを保っていたが、徐々に勢いを失い、11月も露呈したのはまず弱さだったと述べた。ひと月を経て蓋を開けると、12月は更に一段と弱くなっている。さあ、これで金融正常化はできるのだろうか。12月の鉱工業生産は極くわずかにプラ
藻谷 俊介2月8日1 分景気動向指数 12月分先行CI、一致CI、遅行CIの平均である12月の「総合CI」は、前月比+1.2%の110.7となった(図2A赤線)。11月は0.4ポイント上方修正されて109.5。TOPIXなど相場2系列を除くベースでは+1.3%となり(図2A青線)、そこからぶれの大きい鉱工業生産系の7系列