藻谷 俊介1 日前1 分モデル週報先週と逆で、世界長期金利が下落、世界株価は上昇。動きの幅は劇的ではないが、世界株価は3.4合目まで回復して、5月と並んだ。市場心理はまだ不安を脱していないが、マクロ経済指標はインフレをいなして安定しており、インフレの沈静化を待つ余裕があると筆者は考えている。先週のモデル予想通り、
別府 浩一郎2 日前1 分S&P500は4週ぶり大幅反発先週、S&P500指数は6.4%、DJIAは5.4%、Nasdaq指数は7.5%上昇。S&P500は4週ぶり反発。5%超の急落が2週続いた後の反動と急激な金利先高観の一服で大幅高。5月27日に終わった週の上昇(6.8%高)と似た構図。
別府 浩一郎2 日前1 分Weekly Market Watch 定例図表先週木曜日の保険相対株価109.8(対TOPIX、2009年末=100)は2010年4月23日の109.3を上回り、2009年8月12日以来の水準(第13頁。グラフは2010年以降)。銀行、証券の相対株価と好対照。特に後者の低迷は深刻。
藻谷 俊介6 日前1 分第三次産業活動指数 4月分当社のX13AS季調では、3月は前月比+0.6%の98.8だった(図2A)。3月は0.3ポイント上方修正の98.2だった。 3月あたりからレンジを上抜けると予測していたが外れ、4月にようやくそれらしくなってきた。これは日本にもようやく訪れつつあるコロナ明けで、雇用、消費、設備投資
藻谷 俊介6 日前1 分設備投資受注 4月分これまでの号で、国内勢は設備投資に出遅れてきたので、まだ投資意欲が強いと述べてきた筆者としては、驚かない内容だった。ぶれの少ない当社季調で見ても大きめの伸びであるから、確かに伸びたには違いない(図2C)。ただ、この統計にはプロジェクトもので大きな計上がある月もあり、大きな伸びが翌
藻谷 俊介6 日前1 分貿易統計 5月分5月の輸出数量指数は、当社季調では単月でマイナス(図2A青線)。平滑化した図2Cで見ると横ばいが続いており、方向としては特段の悪化ではないものの、少し低調な印象を受ける。もちろんインフレなので金額では輸出の急増が続いている(図2D)。ただそれは価格上昇によるもので、数量は増えてい
藻谷 俊介6 日前1 分世界インフレ率 5月分5月の世界CPIインフレ率は、リアルタイム(直近3ヶ月区間の平均伸び率の年率換算値)で8.9%に低下(4月は9.5%、図4A、D)。PPIインフレ率も低下し、リアルタイムで年率13.6%(4月は15.8%、図7A、C)。早ければ5月と予想した通り、川上の図8J~Kに表れていたイン
別府 浩一郎7 日前1 分米国資産価格の現在位置歴史的インフレを抑え込むため、FRBは急激な政策金利の引き上げを余儀なくされている。同時にこれは行き過ぎた資産価格上昇の是正過程でもある。ストック・フロー・レシオを横軸に、最広義失業率U-6を縦軸とするXYグラフ上で、左やや上方向へシフトした。
藻谷 俊介6月19日2 分月例中国統計ウォッチ 5月分ほとんど季節調整されていない中国の統計を、春節補正の季節調整ベースで並べて観察するのが月例中国統計ウォッチである。先月号では幾つかのグラフが崖のような急落を示したが、5月になるとそれをかなり取り返すような回復が見られたことは一つの朗報である。鉱工業生産(図A)はそ
別府 浩一郎6月18日1 分Weekly Market Watch 定例図表安倍晋三氏が「次の日銀総裁もしっかりとマクロ経済の分析ができる人にやってもらいたい」と述べたと6月15日付日経電子版にて報じられていましたが、出来れば「債券市場を管理下において日銀総資産を無謀に膨張させないような方」でお願いしたいものです(第28頁)。
別府 浩一郎6月18日1 分S&P500は大幅3週続落し弱気相場入り先週、S&P500指数は5.8%下落。大幅3週続落で最高値からの下落率が弱気相場入り節目の20%超え。FOMCでの大幅利上げを懸念して週初から急落。実際に0.75%利上げが実施された水曜に一旦下げ止まるも、翌木曜は早々と大幅反落。エネルギーセクターが17%安。
藻谷 俊介6月18日1 分モデル週報先週と同じく、世界長期金利が上昇、世界株価は下落。動きの幅は劇的ではないが、世界株価は3.1合目と、このサイクルでは最低値を記録した。極めて不安定な相場が続いているが、マクロ経済指標はインフレをいなしており、インフレの沈静化を待つ余裕があると筆者は考えている。東京の感染者数は16
藻谷 俊介6月14日4 分何とかならなくなってきたウクライナ5/1のレポートからの1ヶ月半で一番感じるのは、世界の報道がウクライナ問題から離れ始め、一方でロシア軍の執拗な攻撃にウクライナ軍が疲弊してきたことである。もちろんロシア軍の士気の問題や徴兵の問題は継続している。ただ、ロシア軍は低い士気が低いまま変化していないのに対して、ウクライナ
藻谷 俊介6月13日1 分世界景気先行指数 5月分5月の世界景気先行指数(速報)は季調済前月比+0.2%の153.2で25ヶ月連続で増加(図4A)。4月は0.9ポイント下方修正の153.0だった。合目は遡及改定で全体的に低下し4.1合目となり、前月も4.4合目と低い。最近は合目の底入れを待つ状態であったが、むしろより先延ばしにな
藻谷 俊介6月13日1 分世界鉱工業生産 4月分4月の世界鉱工業生産(速報)は、季調前月比-1.5%(前年同月比+1.9%)の137.2だった(図5A)。3月は0.1ポイント下方修正されて139.4であった。グラフはついに折れてしまったが、それは中国のロックダウンが主因であり、米印独など地理的に離れればプラスの主要国も多い(図
別府 浩一郎6月12日1 分弱さが目立った電機、自動車の業況感「法人企業景気予測調査」4-6月期調査では、電気機械の大企業が前回比23.6ポイント低下、中堅が同27.4ポイント低下、中小が同22.4ポイント低下。自動車・同附属品も大企業が同19.6ポイント低下、中堅が同43.1ポイント低下、中小が同38.1ポイント低下と弱さが目立った。
藻谷 俊介6月12日1 分モデル週報先週までと変わって、世界長期金利は上昇し、世界株価は下落した。利上げ懸念が再燃し、株価が定式的に下がったようであるが、筆者は景気指標にポジティブ・サプライズを見ているので、この潮流が長期化するとは考えていない。そんな中で、日本株はまた順位を上げた。感染者数の下げ止まりを受けて世界
別府 浩一郎6月11日1 分Weekly Market Watch 定例図表ECBも来月に量的緩和終了、利上げ開始ということで、今後、イタリア国債の対ドイツ国債利回り上乗せ幅3%ポイント台乗せが視野に入って来そうな勢いです(第27頁)。
別府 浩一郎6月11日1 分S&P500は大幅続落し本年安値に面合わせ先週、S&P500指数は5.1%大幅続落し5月19日の本年安値に面合わせ。OECDが世界経済見通し引き下げ、ECBが量的緩和の7月1日終了と同月内の利上げを発表。更に、5月CPIが前月比1.0%上昇、同コアが前月比0.6%上昇だったことで、金利上昇と株価下落が加速。
藻谷 俊介6月10日2 分PPI企業物価 5月分先月号では、いよいよ前代未聞のインフレが到来してきたかのような新聞報道を批判し、右のグラフはほぼピークアウトしたことが読めたと述べた。今月のデータが入って、実際のところ右図のピークアウトが確認できたのである。むろん足元のリアルタイム・インフレ率が重要な現在、前年同月比でのインフ
藻谷 俊介6月9日2 分4月の統計を概観して先月号では、ウクライナ戦争や商品インフレを考慮すれば意外なほどに多くの統計が改善したことを述べたが、4月に入って改善はむしろ拡がっている。鉱工業生産は中国のロックダウンにもかかわらず下がることはなく、図A赤線が示す生産予測値(計画値)は改めて上昇を