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スフィンクス・レポートはグラフが命です。
出先などで文章のみお読みになった場合でも
ぜひ後ほどPDFでグラフをご確認ください。


Weekly Market Watch 定例図表
スタイル別相対株価(第4頁最下段)で、Top ValueとTop Growthの動きに違和感を覚える向きもあるかも知れない。年1回の見直し時に銘柄毎のスタイル・プロバビリティが決定される。23年11月、24年11月の見直し時においては、SBGはいずれも「V:G=100%:0%」とされた。この比率で浮動株時価総額をバリュー指数、グロース指数に割り振る。これが前述の違和感の元となっている。来月の見直しで「V:G=0%:100%」に変更されることは確実だ。それとは別に、Small Growthの下振れが際立っている。今週に入り下値を更新した。

別府 浩一郎
1 日前読了時間: 1分


月例中国統計ウォッチ 9月分
先月の統計は再び減速感を示すものが増えたが、9月はそこから一段と減速したわけではない。とは言え、弱さの根底にある不動産部門はだら下がりで、解決の糸口は見えない。

藻谷 俊介
3 日前読了時間: 2分


一部地銀信用不安とFRB利下げ
KBW地銀株指数の相対株価は23年の地銀連続破綻後の安値をごくわずかながら下回った。もっとも、それで地銀株を憂慮すると言うのなら、S&P500種セクター別相対株価では素材、生活必需品、ヘルスケア、不動産も軒並み足元で最安値圏。エネルギー、不動産の水準は地銀株を下回る。ハイテク株の極端な一人勝ちに比べれば、今般の地銀信用不安による下げは小さく見える。23年3月に2つの地銀が連続破綻した直後を含め、同年7月までにFRBは0.25%幅で3回の利上げを行った。今回は逆に利下げ局面にある。0.50%の利下げは景気悪化懸念を誘発する可能性があり、0.25%が妥当と思われる。

別府 浩一郎
4 日前読了時間: 2分


続・何を見ればシリコン・サイクルのピークが分かる?
今のような10合目を超える半導体生産ブームにおいては、仮需(見込調達)が大量に発生しているはずであり、ちょっとしたことで投資計画が撤回・変更されれば、需要が霧消する可能性があるということである。その結果が意図せざる在庫増である。

藻谷 俊介
10月15日読了時間: 6分


景気動向指数 8月分
先行CI、一致CI、遅行CIの平均である8月の「総合CI」は、前月比-0.3%の110.9で、2ヶ月続きのマイナス(図2A赤線)。7月は0.2ポイント上方修正の111.3であった。TOPIXなど相場2系列を除くベースでは-0.5%であったが(図2A青線)、そこからぶれの大きい鉱工業生産系の7系列を除くと-0.2%となった(図2A黄線)。

藻谷 俊介
10月13日読了時間: 1分


Weekly Market Watch 定例図表
NT倍率は本年4月1日13.38倍から先週末15.04倍まで急伸(第5頁)。無論、アドバンテスト、SBGの急騰が寄与。この間の日経平均の上昇率35.0%に対し、TOPIXは20.1%。日経平均と同じ計算方法の日経500種平均は21.0%。日経平均の突出ぶりが際立つ。来年4月の定期入替に先立つ1月末基準日時点でウェイトが10%を超えていると「キャップ調整比率」が適用される。もし現在の勢いが続けばだが、上記2銘柄はこれに抵触する可能性がある。既にファストリが24年10月1日から調整比率0.9、25年4月1日からは同0.8を適用されている。調整比率解除の条件は基準日(1月末ないし7月末)時点のウェイトが5%を下回ること。

別府 浩一郎
10月13日読了時間: 1分


8月の統計を概観して
消費の足取りは強くなったに見えるが、企業セクターから家計セクターに支払われた総給与は、年初からの実質プラスが8月に初めて横ばいになった(図Q)。ボーナスではなく、決まって支給される給与の弱含みが原因だ。

藻谷 俊介
10月10日読了時間: 2分


「資産価値の増え方」意識における世代差
内閣府「消費動向調査」において「資産価値の増え方」意識は、現実の株価上昇に敏感に反応している。当然、世帯所得が高いほど、この指標は激しく上昇している。世帯主の年齢階級別ではどうか。「29歳以下」のみ単身世帯、それ以降は一般世帯の「資産価値の増え方」9月数値を見ると、単身「29歳以下」50.0、一般「30-39歳」50.8、「40-49歳」47.9、「50-59歳」45.9、「60-69歳」43.4、「70歳以上」43.1。若い世代で高く、バブル崩壊後の低迷相場を知る世代ほど低い。

別府 浩一郎
10月8日読了時間: 2分


何を見ればシリコン・サイクルのピークが分かる?
これを知って、読者は今回のシリコン・サイクルもまだまだ上があると期待された かも知れない。厳密な議論はさておき、そのようなことも起こりうるなら、今はまだ序の口と言うことにもなる。ただいずれにしてもここから先は、滅多にない領域であることに疑いはない。

藻谷 俊介
10月7日読了時間: 5分


Weekly Market Watch 定例図表
「定例図表K:主要銘柄騰落状況、相対株価」で15銘柄追加、15銘柄除外、および配列の変更を行いました。

別府 浩一郎
10月5日読了時間: 1分


短観に見る追加利上げ支持要素と隘路
9月「日銀短観」には、追加利上げを是とする数値と、その先の更なる利上げへのネックとなりそうな数値が含まれている。前者の代表が企業の価格見通しだ。物価全般見通しは5年後まで、大企業では前年比2%、中堅・中小企業ではそれを超える水準が定着。調査時点を基点とする販売価格見通しでも、5年後見通しが上振れ基調にある。一方、業況判断DIは非製造業は高水準にあるものの、製造業のそれは低く、モメンタムも強いとは言い難い。特に中小製造業は0近辺での横這いに過ぎない。資金繰り判断DIも中小製造業は4と糊代に乏しい。

別府 浩一郎
10月2日読了時間: 2分


Weekly Market Watch 定例図表
9月27日付日経新聞「スクランブル」欄に、裁定買残から同売残を引いた「ネット裁定買残」の10億株超えを相場の注意信号とする見方が紹介されていた。同数値は足元でこの水準を超えている。2013年以前は30億株前後を数年おきに記録していた。黒田日銀による225ポジションの大規模な吸い上げで、そこまで裁定残高を積み上げることが不可能になった。ネット裁定買残金額とネット信用買残金額の合計を東証プライム(旧1部)時価総額で割った「ネット仮需比率」も、以前は1.5%前後がピーク水準だったが、現在は0.5%程度である。

別府 浩一郎
9月30日読了時間: 1分


月例中国統計ウォッチ 8月分
8月の統計は再び減速感を示すものが増えた印象があり、中国経済の出遅れ感の解消に期待してきた筆者は、またも肩透かしを食らったように感じている。

藻谷 俊介
9月22日読了時間: 2分


米ハイテク株相場加速の一因
本年第2四半期末までのデータとなるが、株高で米個人金融資産に占める株式の比率も、直接保有分で31.0%、機関投資家を通じた間接保有分を含めると45.4%に達した。ただ、同比率の直近ボトム22年第3四半期からの直接保有分金額増加率は62%で、同期間のS&P500指数の上昇率73%を下回る。間接保有分金額増加率は54%で更に大幅に下回る。間接保有分(機関投資家)の大幅出遅れが、AI相場加速のもう一つの要因かも知れない。

別府 浩一郎
9月22日読了時間: 2分


100年以上を掛けた後始末
植田日銀がETF巨額買入れの後始末を100年以上掛けて行う方針を決定した。年間で簿価3300億円程度、時価6200億円程度の売却額は非常に慎重な数字だ。受け皿はある。リスク資産への投資が拡大中の個人金融資産で、現金・預金はいまだ50%を占め、低下余地を十分残す。一方で、100年超という期間の間には南海トラフ巨大地震、首都直下型巨大地震、そのいずれも起こり得る。そうした局面では当然、売却は停止せざるを得ない。日銀のETF保有残高がゼロになる日は未来永劫来ないかも知れない。

別府 浩一郎
9月21日読了時間: 2分


Weekly Market Watch 定例図表
AI相場花盛りの中、東証33業種分類中のサービス業の相対株価は21年11月15日をピークに、先週末まで低下続く(第13頁)。この期間にTOPIXは53.7%上昇。それに対し、サービス主要銘柄では、エムスリー64.9%を筆頭に、楽天G17.0%、OLC8.8%、リクルートHD1.7%各下落(もっとも、エムスリーは昨年8月安値からはほぼ倍化)。TOPIXを上回ったのは日本郵政71.6%、ベイカレント60.9%各上昇。主要銘柄以外ではラウンドワン168.3%、ユー・エス・エス100.6%各上昇など。

別府 浩一郎
9月21日読了時間: 1分


Weekly Market Watch 定例図表
Large 70、Mid 400、Smallがいずれも足元で最高値を更新する中、Core 30のみ8月18日の最高値にごくわずか及ばず(第4頁)。30銘柄の8月18日から9月16日までの騰落率を見ると、下位にダイキン-11.2%、リクルートHD -8.8%、ソフトバンク-6.9%、KDDI -6.1%、任天堂-6.0%、第一三共-5.4%など。上位は三井物産12.6%、HOYA 10.4%、ソフトバンクG 9.5%、東エレク9.4%、三菱商事8.4%など。ウェイト上位銘柄はトヨタ1.1%、ソニーG 0.9%、三菱UFJ -1.0%。

別府 浩一郎
9月16日読了時間: 1分


良い数字は良い数字。悪い数字も良い数字。
NY連銀の消費者予想サーベイ8月調査で「今日失業した場合、今後3ヵ月以内に職を探せる確率」の回答者平均値は直近8月44.9%まで低下。13年6月開始の当サーベイでは、13年8月45.7%、20年12月46.2%を下回り最低となった。株式市場では雇用統計やマインド悪化を利下げ促進要因として歓迎する傾向が顕著だ。

別府 浩一郎
9月12日読了時間: 2分


Weekly Market Watch 定例図表
本年5月から8月までの4ヵ月間の三市場投資部門別売買状況は、買越しが外国人4.8
兆円、事業法人4.6兆円。売越しが個人4.4兆円、保険・都地銀等・信託銀・投信で4.9兆円という構図。今9月相場は「下がれば買いたい」個人の焦燥を募らせる展開となっている。

別府 浩一郎
9月10日読了時間: 1分


7月の統計を概観して
先月号では、日本経済にいくつかの弱みが窺えるものの、全体としての回復傾向は変わらず、筆者はまだスタンスを変えられないと述べた。今月も、そこからプラスマイナスが交錯しただけで、情勢に大きな変化はない。

藻谷 俊介
9月8日読了時間: 2分


景気動向指数 7月分
先行CI、一致CI、遅行CIの平均である7月の「総合CI」は、前月比-0.3%の111.1で、3ヶ月ぶりのマイナス(図2A赤線)。6月は0.1ポイント下方修正の111.5であった。TOPIXなど相場2系列を除くベースでも-0.4%であったが(図2A青線)、そこからぶれの大きい鉱工業生産系の7系列を除くと0.0%(横ばい)であった(図2A黄線)。先月まではトレンドが折れたようには見えなかったが、

藻谷 俊介
9月7日読了時間: 1分
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