別府 浩一郎3月20日1 分Weekly Market Watch 定例図表「対Core30相対株価」(第4頁)では、Mid 400、Smallが微かに底入れを探る動き。ただ、日銀の政策変更を含む週明け2日間の上げ相場ではやはりCore30優位。最下段中央のSmall Growth相対は安値を更新した(掲載グラフはいずれも先週末まで)。
藻谷 俊介3月18日4 分米インフレ再加速シナリオ火曜日に2月の米CPIが発表された。全体としては、図Aが示すとおりで、おととしからの平均年率3.3%程度のインフレ・ゾーン(薄青線)にまだ収まっている。ただ図Aを拡大してみると分かるが、ゾーンの上限にはほぼ達しており、このまま加速するといよいよゾーンを離れて上に抜けてくる瀬戸際ま
別府 浩一郎3月18日2 分2025年の米株EPSS&P Dow Jones Indicesが先々週から発表の2025年EPSでは、S&P500種全体が14.1%増。ITセクターは17.2%増。後者の圧倒的優位性は薄らぐ。ただ、それで敬遠するにはまだ早いというタイミングだろう。
藻谷 俊介3月15日2 分1月の統計を概観して日本経済は秋頃まではある程度の堅調さを保っていたが、徐々に勢いを失い、11-12月になると明確に弱くなっていた。1月も下り坂は下り坂だが、地震やダイハツ問題にも係わらず加速して悪化する様子はなく、その点では一息つけた。1月の鉱工業生産は急落(図A青線)
別府 浩一郎3月13日1 分Weekly Market Watch 定例図表全般軟調な商品市況の中、爆騰ぶりが際立つココア(第28頁)。折しも、ネスレ日本が「ミロ」の希望小売価格引き上げ、内容量減で、実質でなんと最大43%値上げとの報道(12日付日経)。ココアの味も少しほろ苦くなりそう。
別府 浩一郎3月13日2 分株価とは裏腹の景況モメンタム最近までの株価急騰とは裏腹に、内閣府「法人企業景気予測調査」1-3月期調査では景況モメンタムの弱さが目立った。株価は将来を織り込むものであり、足元の景況モメンタムが全てではもちろんない。とは言え、いささか先走りし過ぎの感があるのも事実ではあろう。
藻谷 俊介3月9日1 分景気動向指数 1月分先行CI、一致CI、遅行CIの平均である1月の「総合CI」は、前月比-2.5%の108.5となった(図2A赤線)。12月は0.6ポイント上方修正されて111.3。TOPIXなど相場2系列を除くベースでは-2.7%と下げ幅を広げたが(図2A青線)、そこからぶれの大きい鉱工業生産
管理人3月5日2 分10-12月期 法人企業統計株高を受けて報道トーンは異様に強気だが、中身は大変心細くなっていると言うのが率直な印象である。2頁で損益計算書を上から見ていこう。売上は7-9月期比で年率1.5%増加で、名目ではかろうじてプラスだが、実質ではマイナスという薄弱さ(図2A)。幸い原価の伸びは低めで(図2B)、
別府 浩一郎3月5日1 分Weekly Market Watch 定例図表本日発表の先週末二市場信用買残は4.10兆円で07年8月第3週の4.15兆円以来の水準。ただ、東証プライム(旧1部)時価総額比では0.43%と、07年8月第3週0.87%の半分。売残を差し引いたネット買残では今回が0.33%、前回が0.61%(当レポートは3月3日付発行)
別府 浩一郎3月4日2 分株高下で一層拡大する家計のマインド格差2月「消費動向調査」の「資産価値の増え方」(原数値)は「1200万円以上」世帯が56.2と13年9月57.5以来の高さ。「300万円未満」世帯との格差15.8ポイントは、昨年3月時点の7.7ポイントからほぼ倍増。格差拡大は正規・非正規別に見た「収入の増え方」でも観察される。
藻谷 俊介2月29日2 分鉱工業生産 1月分ダイハツ、トヨタ系の工場停止だけが原因なのなら心配はないのだが、実はそうではないところが今月のサプライズ。先月号で筆者は、既に織り込まれていた1月の減産に対して、①在庫は絶対、相対を問わず減っていること(図2E~F)、②計画遂行においてサプライズ(意図せざる急変)がない