top of page
スフィンクス・レポートはグラフが命です。
出先などで文章のみお読みになった場合でも
ぜひ後ほどPDFでグラフをご確認ください。


日本のインフレ、その後
3/28号で、日本のインフレを財とサービスに分けて分析した際に、日本はさしてインフレを心配する国ではなく、ともすればディスインフレが心配になる国であると述べた。
その根本的な体質が変わったかどうかは不明だが、その後の物価統計は割とインフレ率が高止まりする推移を示してきたので、一応

藻谷 俊介
2023年7月7日読了時間: 4分


企業業績の改善をグラフで認識する
筆者が四半期に一度行っている機関投資家向けのプレゼンテーションの6月セッションが概ね終了した。当週報でこれまで述べてきたことを中心に、日々新しくなるグラフに基づいて情勢を説明するのだが、中でも投資家の目を引いたのが、今月初めに発表された法人企業統計における粗利の強い改善であった。

藻谷 俊介
2023年6月29日読了時間: 2分


景気回復がもたらす再インフレの萌芽
先日発表されたアメリカの5月のCPIは、前年同月比でも+4.0%とかなり低下した。何度か当週報にも載せた図Aが示していた昨年7月からの屈折が、遅ればせながら一般の視野にも入ってきたのである。図が示すように、来る6月にはついに猛インフレの部分が前年同月比でも算入されなくなる。もちろ

藻谷 俊介
2023年6月23日読了時間: 3分


月例中国統計ウォッチ 5月分
気を取り直す
ほとんど季節調整されていない中国の統計を、春節補正の季節調整ベースで並べて観察するのが月例中国統計ウォッチである。先月号では、意外に大きな減産は一時的なものだろうと結んだが、正しかったようである。実際に5月は生産が回復した。図Aがその総合的な形勢だが、当社季調値の

藻谷 俊介
2023年6月15日読了時間: 2分


ほどほどの景気回復と言う僥倖
5/16号『困惑の原因:ずれる金利サイクルと景気サイクル』で、世界の景気サイクルと金利サイクルのずれから、今の変なマーケットを説明したことで、筆者としては当面の間言いたいことを言い切ってしまったところがある。最近のマーケットの動きも何となくその線に沿ってきたかも知れない。要は「株

藻谷 俊介
2023年6月9日読了時間: 4分


4月の統計を概観して
先月号では、内外で回復基調を示すデータが多数を占めるようになり、回復が始まっていることは9分9厘間違いないと考えている、と述べた。4月は勢いを落としたり、下方にぶれるグラフが多いものの、その度合いは軽微であり、回復の方向性に変わりはないと思われる。4月の鉱工業生産は上げ足した

藻谷 俊介
2023年6月6日読了時間: 2分


月例中国統計ウォッチ 4月分
ところが4月は、先月までのV字回復の流れに棹を差すかのような減産が見られた。図Aがその総合的な形勢だが、当社季調値のみならず公表季調値も末端が下がっており、内訳である図C~Dも同様だ。製造業のPMIが月初から先んじて示していた通りになったと言える(図L)。しかし、期待外れな結

藻谷 俊介
2023年5月18日読了時間: 2分


困惑の原因:ずれる金利サイクルと景気サイクル
そうした筆者の主張を総括してくれるかのように、5月5日に発表されたOECD先行指数は遡って改訂されて、昨年12月~今年1月にかけて世界景気が底入れしたことを示すようになった。図Aがそれである。かねがね述べていることであるが、OECD「先行」指数という名称には偽りがあり、実際にはほ

藻谷 俊介
2023年5月17日読了時間: 7分


3月の統計を概観して
先月号では、2月の鉱工業生産が内外ともに反転し、不況とは反対の方向に向かっていることを示し、まだ勢いは弱いが底は入れた公算が大であると主張した。今3月も内外で回復基調を示すデータが多数を占めるようになり、回復が始まっていることは9分9厘間

藻谷 俊介
2023年5月10日読了時間: 2分


コロナ拾遺 28 エピローグ
コロナデータの更新は3月末で完全に停止した。過去3年間にわたって毎日、週末でも、旅先でもスクショを取って更新してきたので、止めた後しばらくは喪失感に悩まされるほどだった。日本も含めて全数報告ではない国が大半となって、もはや数値の信頼性が確保できなくなったこともあるが、筆者自身コロ

藻谷 俊介
2023年4月28日読了時間: 7分


月例中国統計ウォッチ 3月分
3月は先月までの流れを確定する形で、V字回復を示すグラフが並ぶことになった。鉱工業生産は昨年末の短い踊り場から脱出したことが鮮明になり(図A)、リアルタイムでの伸び率は年率約7%と、5%成長目標には十分な勢いを回復した(図A’)。今回3か月分が一気に更新された図B~D、特5~6は

藻谷 俊介
2023年4月20日読了時間: 2分


3月の米CPI統計から改めてインフレを振り返る
さて、アメリカの3月のCPIが12日(日本時間深夜)に発表された。各種のコメンタリーを読むと、どうしても自身のスタンスが先にありきで、全体を論じる人はインフレは終わりつつあると言い、まだまだ終わらないと言う人は部分(サービスやコア)を強調している。筆者のスタンスは前者であり、昨年

藻谷 俊介
2023年4月14日読了時間: 6分


2月の統計を概観して
先月号では、輸出と鉱工業生産は一段と縮小したが、2-3月には明るい兆しもある上、実質消費の上昇トレンドも崩れていないと述べ、景気は引き続き底入れに向かっているとした。実際に2月の鉱工業生産は内外ともに反転し、不況とは反対の方向に向かっている。まだ

藻谷 俊介
2023年4月11日読了時間: 2分


日本のサービス・インフレ勃興の可能性について
この3月は、①インフレ率が正常化してきたこと、②世界経済、特に中国経済が上方転換つつあること、③好景気の中で緩やかなインフレと緩やかな利上げが組み合わさることは可能で悪い話ではないこと、などを軸に機関投資家向けの集中プレゼンテーションをこなしている。
その渦中でSVB破綻を発端に

藻谷 俊介
2023年3月29日読了時間: 6分


月例中国統計ウォッチ 2月分
今回1-2月分の数字がまとめて加わった統計は、そのすべてが底を形成するような線形になっている。図Aの鉱工業生産はその筆頭で、もともと趨勢的には下がっていなかったが、昨年末にかけてのちょっとしたマイナスを覆して右上がり趨勢の維持を確認した。末端の年率4.8%(図A’)という勢いは、

藻谷 俊介
2023年3月17日読了時間: 2分


1月の統計を概観して
先月号では、下がっているグラフはあるが、反発したり、底堅さを見せるグラフが次第に増えていて、底入れ(踊り場脱出)が近いことを予見させると総括した。今月も同様の総括となる。輸出と鉱工業生産は一段と縮小したが、2-3月には明るい兆しもある。
1月の鉱

藻谷 俊介
2023年3月10日読了時間: 2分


不況と思うから曇る眼鏡
先週号に続いて、粘着性のインフレなるものについて考えていく。ちなみに先週号では、粘着性と思われている裏には、インフレの把握と言う基礎的なところでの誤解があるのではないかと述べた。これは、それ以前から筆者が問題視してきた前年同月比伸び率によるインフレ率の「見かけ上の後ずれ(図A)」

藻谷 俊介
2023年3月2日読了時間: 4分


月例中国統計ウォッチ 1月分
ほとんど季節調整されていない中国の統計を、春節補正の季節調整ベースで並べて観察するのが月例中国統計ウォッチである。先月号では、中国経済が復調するのは早くて4-6月期以降とするのが現実的、と述べた。中国ではある時期から1-2月の統計を合算して3月に発表する悪しき慣習が広がり、2

藻谷 俊介
2023年2月17日読了時間: 2分


そこはかとなく見えてきた回復の端緒
報道を見ると「海外経済を中心に今年は厳しい」という言説がいまだ多数派だと感じるが、それはまさに昨年2022年の形容なのであり、今年2023年はその次の動きを考えなくてはならない。筆者は定点観測者として毎日数多くのグラフを更新しているが、最近のデータの様子はとなると、まさにタイト

藻谷 俊介
2023年1月27日読了時間: 3分


月例中国統計ウォッチ 12月分
先月号で悪化が顕著になり、12月もその延長だが、中華圏株価は脱コロナ期待でむしろ強気だ。10-12月期成長率は当社季調で若干のプラス、当局季調では横ばいで、表面上はあまり悪く見えなかった(表Z)。しかし小売販売額(図H)は、7-9月期対比で10-12月期は3.9%ものマイナス

藻谷 俊介
2023年1月19日読了時間: 2分


今年は定点観測から... 今回は米CPI
例年なら幾分無理をしてでも、年初号で一年を望見するような文章を書くのだが、貿易戦争、コロナ、ウクライナと、書いた直後に激変でひっくり返されることが最近多い。金融市場の日程好きは知っているものの、統計的には1月1日も、例えば8月24日も同じ通過点に過ぎない。昨年末に「小刀を振り回す

藻谷 俊介
2023年1月13日読了時間: 2分


11月の統計を概観して
先月号では、ピークアウトか、踊り場か、となれば今は踊り場の公算の方が高いと考えていると述べた。1ヶ月経って、グラフの末端が低下したものが増えたが、トレンドがターンしたようなものはなく、多少下がっても踊り場の範疇に属するものが多い。よく持ち堪えている。

藻谷 俊介
2023年1月12日読了時間: 2分


コロナ拾遺 27 最終回
約3年間にわたって書いてきたコロナ関係のレポートを、今号でひとまず終了したいと思う。本編として24篇を出し、その合間にトピック集の「拾遺」を27篇書いたことになる。
拾遺26で書いたように、各国のデータ発表が止まったり、不規則ないし穴だらけになっていることで変化率の抽出が困難にな

藻谷 俊介
2022年12月29日読了時間: 10分
bottom of page


