藻谷 俊介2022年3月5日1 分モデル週報3月の世界株価は一気に5.5合目までダウン。それ自体はビッグニュースへの反応としては珍しい低下ではないが、今後、マクロ経済の悪化が深刻化すれば0合目に向かう流れになってしまう可能性もないわけではない。世界長期金利も4%超えは3年ぶり。日本のコロナ死者数はピークアウトしたように見え
別府 浩一郎2022年3月4日2 分ウクライナ情勢激化前の2月ユーロ圏景況2月のユーロ圏景況感指数は、足元で一段と深刻さを増すウクライナ情勢は織り込んでいない。一方、新型コロナウイルスの感染状況の改善は反映している。具体的には、昨年12月と本年1月で計9.1ポイント大幅悪化したサービス業信頼感指数が、2月は3.9ポイント改善。
藻谷 俊介2022年3月3日1 分10-12月期 法人企業統計Weekly Economicsで述べてきたように、10-12月期はワクチン免疫が高く維持され、しかもオミクロンの感染拡大の前だったので、感染者数、死者数とも極小の四半期だった。そのため4頁以降を見ると、内需中心の非製造業の回復が著しい。製造業は原価の上昇で利益が圧迫されている様
藻谷 俊介2022年3月2日1 分CPI消費者物価 1-2月分当冊子のキーチャートである図2M黄線(図2Gを拡大したもの)は、2月は上昇し、そのモメンタムも一段上昇した(図2H)。底入れ感がはっきりしてきた。ただ、1月遅れの全国はまだ黄線のマイナスが続いている(図2L)。 これまでの号では、CPIをインフレ方向に牽引している食料、エネルギー
藻谷 俊介2022年3月1日1 分世界成長率 10-12月期10-12月期の世界成長率は、データ収集率65%の現段階で前期比年率換算+4.8%と、7-9月期の同+7.3%から減速(図4B)。減速はしたが、コロナ前までの10年間(40四半期)の平均である4.0%よりは高い。図4Aにおけるスラック(コロナ前トレンドからの乖離)は残っているが、
藻谷 俊介2022年2月28日2 分鉱工業生産 1月分2ヶ月連続のマイナスで、再び減産トレンドに転換してしまった懸念も覗いたが、2-3月の予測はこれ以上のマイナスを示しておらず(図2A赤線)、長期的なものではないだろう。新聞の特性として一番影響したセクターだけを記事にすることがあるが、3頁のグラフ赤線を見れば分かるように、鉄鋼、化
別府 浩一郎2022年2月27日1 分Weekly Market Watch 定例図表新興国株式では、中国株・韓国株が底入れを模索しつつあったところ、ウクライナ情勢によって頭を押さえられる(第27頁)。ロシア株の大暴落はいわずもがな。
別府 浩一郎2022年2月27日2 分米国株の予想と現実昨年12月中旬回答の日経ヴェリタス紙アンケートでは、2022年のDJIA高値・安値を「38500ドル・32500ドル」とした。これは形式的なもので、S&P500指数の高値・安値予想「5000・4250」を回答時のDS倍率でDJIAに換算したものだ。無論、ウクライナ情勢は・・・
別府 浩一郎2022年2月27日1 分S&P500は露軍侵攻後買い戻され3週ぶり上昇先週、S&P500指数は3週ぶり反発。ウクライナ情勢への懸念から火曜に最高値からの下落率が10%を超え、侵攻が開始された木曜には一時14.2%に達した。その後、急速に買い戻され、木曜安値から6.6%上、先々週末値からは0.8%上の水準で週を終える。
藻谷 俊介2022年2月26日1 分モデル週報ウクライナの存在はここまで小さかったのかと思うほど、株式相場の谷は短期間で収束してしまった(少なくとも一旦は)。世界大戦のようなリスクはないと判断されたのだろう。ただ、インフレの影響などが後々どれだけ業績、消費を圧迫するかはまだ織り込まれていないと考えるべきだろう。コロナ関連では