別府 浩一郎2023年4月9日1 分3月の海外景況感と日銀短観3月の米国ISM指数は悪化。特に製造業はコロナ禍最初期以来の低さ。ユーロ圏の3月製造業信頼感指数ももちろん弱いが、サービス業信頼感指数は持ち堪える動き。中国ではゼロコロナ政策で打ちのめされていた家計マインドが、同政策解除により反発。3月短観も当然、こうした流れを映じたものだ。
別府 浩一郎2023年4月9日1 分相違する業況サイクル3月短観では大企業製造業と同非製造業の業況サイクルが大きく相違。前者のそれは左下方向へ悪化。内外製品需給判断DIや在庫判断DIも悪化。業況サイクルは次々回以降、反転の可能性を探りそうだ。大企業非製造業の業況サイクルは前回の大幅改善に続き、今回ごく小幅右上へシフト。
別府 浩一郎2023年4月9日1 分S&P500はごく小幅に4週ぶり反落先週、S&P500指数は0.1%下落、DJIAは0.6%上昇、Nasdaq指数は1.1%下落。S&P500はごく小幅に4週ぶり反落。弱い経済指標が続き、資本財など景気敏感株中心に売られ、ITも戻り一服。ディフェンシブのヘルスケアが買われ、DJIA高に寄与。
別府 浩一郎2023年4月9日1 分Weekly Market Watch 定例図表植田日銀は金融政策正常化に関しては、当面、様子を見るとのこと。過去10年で積み上げられたものが余りにも膨大過ぎて、正常化のごくわずかな一歩を踏み出すのにも躊躇せざるを得ないでしょう。(添付資料は4月9日付)
藻谷 俊介2023年4月3日2 分日銀短観 3月調査過去数回の調査では、全規模全産業と、そのうちの大企業製造業との違いがどんどん拡大してきたが、今回もさらに乖離が進んだ。このような経験は記憶にない。3月には、ウクライナ侵攻によって全規模全産業(図A)も、大企業製造業(図B)も、屈折して左下方向に向かった(22脇の◆)。その後、全規
藻谷 俊介2023年4月3日2 分CPI消費者物価 2-3月分先月号で述べたように、電気ガス補助金は季節調整グラフにおいては1か月の段差を生じさせるだけで、その後はある程度インフレである限り、グラフは上向く。それが現れたのが、図2Mなどである。今月のポイントは、その段差の後の1月分の上昇(インフレ)が年率換算でどの程度であるかと言うことだ
藻谷 俊介2023年4月3日1 分鉱工業生産 2月分先月号で述べた最大の論点は、筆者の予想通り1-3月期に底が形成され、4-6月期がプラスになるかどうかであった。まだ下がっていた数値の中に現れてきた良い変化に注目したわけである。その観点から見て、果たして2月はどうだったのか。ついに図2Aに底らしきものが現れたという点で、率直に言
藻谷 俊介2023年4月2日1 分モデル週報3月平均の世界株価は2.6合目で先週と変わらないが、最終の3月31日だけで計算すると3.2合目になることが示すように、月末にかけての株価の回復ははっきりしている。金融不安が終わったと安心するには早いが、もしこれ以上の連鎖がないのであれば、足元の景気底入れ、再加速を反映した形になる