藻谷 俊介2023年4月29日1 分モデル週報世界株価、世界長期金利ともに先週からは若干低下した。ただし週後半からは再び強気の動きに戻っているので、あまり気にする必要はないだろう。経済統計は概ね好調である。
藻谷 俊介2023年4月28日7 分コロナ拾遺 28 エピローグコロナデータの更新は3月末で完全に停止した。過去3年間にわたって毎日、週末でも、旅先でもスクショを取って更新してきたので、止めた後しばらくは喪失感に悩まされるほどだった。日本も含めて全数報告ではない国が大半となって、もはや数値の信頼性が確保できなくなったこともあるが、筆者自身コロ
藻谷 俊介2023年4月26日1 分第三次産業活動指数 2月分当社のX13AS季調では、2月は前月比+0.6%の100.4だった(図2A)。1月は0.8ポイント下方修正の99.8となっている。1月に意外なほど貯蓄率が下がって、2月も消費の伸びが継続したため、筆者の予想を超えて1-3月期は2四半期連続してプラスで進行中である(図2C)。
藻谷 俊介2023年4月26日2 分貿易統計 3月分先月号で予想した通り、日本の輸出数量は3月にプラスに転じた(図2A青線)。内閣府季調(同赤線)の2月の反発は春節を調整していないためのものであり、3月には反動減が出てしまったが、それでも2番底にはなっておらず、背後の底入れを仄めかすものである。図2A自体はまだ弱々しい底入れだが、
別府 浩一郎2023年4月23日1 分Weekly Market Watch 定例図表相対株価の弱さが際立つ輸送用機器(第12頁)。バリュー相場からいち早く脱落したのが自動車株。「日銀短観」3月調査で、1年後より3年後、3年後より5年後の販売価格見通しが低い業種は化学と自動車のみ。前者には薬価改定の影響が大きい医薬品を含むため、実質は自動車のみである。
別府 浩一郎2023年4月23日1 分S&P500はごく小幅反落。VIXが一段と低下先週、S&P500指数は0.1%下落。ごく小幅反落。1-3月期純利益前年同期比24%減を発表したTeslaが11%安。ただ、主要ハイテク株の決算発表を控え、全体では極めて小動きに終始。VIXは一時、21年11月中旬以来の水準に低下。
藻谷 俊介2023年4月22日1 分モデル週報世界長期金利が5bp上昇した他は、先週と大きな変化はない。長期金利の上昇も、かつてのようなインフレ懸念と言うよりは、景気の回復を反映したものではないかと考える。米中ともにマクロ景気が改善し、利下げが必要になるほど悪くはないということに市場が気づいたのであろう。戦争勃発で変動と矛盾
藻谷 俊介2023年4月20日2 分月例中国統計ウォッチ 3月分3月は先月までの流れを確定する形で、V字回復を示すグラフが並ぶことになった。鉱工業生産は昨年末の短い踊り場から脱出したことが鮮明になり(図A)、リアルタイムでの伸び率は年率約7%と、5%成長目標には十分な勢いを回復した(図A’)。今回3か月分が一気に更新された図B~D、特5~6は
藻谷 俊介2023年4月16日1 分PPI企業物価 3月分リアルタイムで見ることの重要性がますます増している現在。前年同月比で7.2%と言うのは、過去12か月もの長い期間の累積物価上昇率であり、今のインフレ率でも何でもない。 と言うことで見るべきはリアルタイム・インフレ率なのだが、先月号でも述べたように、政府の補助金のせいで本当のインフ