別府 浩一郎4月7日1 分大幅円安下で業況最下位の電気機械3月短観における業況判断DIは大企業製造業が2ポイント悪化の11、同非製造業が2ポイント改善の34で91年8月以来の高水準と明暗を分けた。特に電気機械は業況判断DIが金属製品と共に最下位。「これ以上は悪くなりようがない」とも言えるが、大幅円安下でこの状況だ。
藻谷 俊介4月2日1 分日銀短観 3月調査全体景気を示す全規模全産業(図A)は、わずかに下へ移動。細かく言えば景気の山に近づいていることになるが、緑丸印の陰に隠れるほどの小動きであり、単なる足踏みと考えた方が良い
藻谷 俊介2023年12月13日2 分日銀短観 12月調査全体景気を示す全規模全産業(図A)は、再びポジティブ・サプライズを大きく増やして右上へ移動。前号で「このまま下に進むとは考えていない。右上方向にはまだ進む余地が残っている。」と書いたとおりの結果となった。実際、2021年ごろから「まだ右上に進む余地あり」を筆者は繰り返して
別府 浩一郎2023年10月8日1 分対照的な非製造業業種と電気機械9月短観では宿泊・飲食を筆頭に、卸売、小売など非製造業の業況サイクルの強さが目立った。対照的に、電気機械の業況サイクルは左下方向へ悪化。逆張りの発想からは妙味のある位置と言えるかも知れない。ただ、海外製品需給や製品在庫判断のひどさを考慮すると、今回の業況判断でも甘さは残った。
藻谷 俊介2023年10月2日1 分日銀短観 9月調査別府式サイクルチャート(動作原理は次頁下のダイヤグラム参照)は、回転しながら景気の現在の位置を示す。全体景気を示す全規模全産業(図A)は、少しサプライズを減らして右下に移動。ただし、見通しが慎重で次回予定線が寄っているので、次回DIの少しの改善(右移動)で右上に戻ること
別府 浩一郎2023年7月9日1 分製造業の前倒しの業況改善6月短観では大企業製造業の内外製品需給判断DIや製品在庫判断DIの悪化が続いたものの、業況判断DIは改善した。前回3月短観分析号で、筆者は9月以降の反転を予想したが、前倒しで実現した。大企業非製造業の業況サイクルはコロナ禍前の位置に復した。
藻谷 俊介2023年7月3日1 分日銀短観 6月調査過去数回の調査では、全規模全産業と、そのうちの大企業製造業との方向の違いがどんどん拡大してきたが、前号での予想通り、今回は大企業製造業も大きく右上に折り返した(図B)。不況に行きかけたが、戻ったことになる。全体景気を示す全規模全産業は、更に右方向へ移動してゆっくりと好景気を周回
別府 浩一郎2023年4月9日1 分相違する業況サイクル3月短観では大企業製造業と同非製造業の業況サイクルが大きく相違。前者のそれは左下方向へ悪化。内外製品需給判断DIや在庫判断DIも悪化。業況サイクルは次々回以降、反転の可能性を探りそうだ。大企業非製造業の業況サイクルは前回の大幅改善に続き、今回ごく小幅右上へシフト。
藻谷 俊介2023年4月3日2 分日銀短観 3月調査過去数回の調査では、全規模全産業と、そのうちの大企業製造業との違いがどんどん拡大してきたが、今回もさらに乖離が進んだ。このような経験は記憶にない。3月には、ウクライナ侵攻によって全規模全産業(図A)も、大企業製造業(図B)も、屈折して左下方向に向かった(22脇の◆)。その後、全規
別府 浩一郎2022年12月20日1 分歓迎すべからざる「不足」超幅拡大12月短観の業況サイクルでは、停滞的な動きが続いた電気機械、自動車と、経済再開が追い風となった宿泊・飲食サービスなどとの明暗が鮮明。もっとも、宿泊・飲食サービスは深刻な人手不足に早々と直面。自動車の製品流通在庫判断DIの「不足」超幅は一段と拡大も、歓迎すべき「不足」超ではない。