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スフィンクス・レポートはグラフが命です。
出先などで文章のみお読みになった場合でも
ぜひ後ほどPDFでグラフをご確認ください。


月例中国統計ウォッチ 9月分
先月の統計は再び減速感を示すものが増えたが、9月はそこから一段と減速したわけではない。とは言え、弱さの根底にある不動産部門はだら下がりで、解決の糸口は見えない。

藻谷 俊介
3 日前読了時間: 2分


月例中国統計ウォッチ 8月分
8月の統計は再び減速感を示すものが増えた印象があり、中国経済の出遅れ感の解消に期待してきた筆者は、またも肩透かしを食らったように感じている。

藻谷 俊介
9月22日読了時間: 2分


月例中国統計ウォッチ 7月分
7月の鉱工業生産はリアルタイム伸び率で年率5.7%で、先月の5.0%より多少は加速した(図2)。この辺が出せれば、中国経済としては問題がない。図3~7が示している主な内訳を見ると、電力と半導体の生産は引き続き好調だが、自動車生産は頭打ちで、鉄、セメントの生産調整は続いている。

藻谷 俊介
8月19日読了時間: 2分


月例中国統計ウォッチ 6月分
6月の鉱工業生産は、リアルタイム伸び率年率で5.5%と先月の4.4%より加速した。先月号で「これ以上下がり続けることは望ましくないので、来月は注視が必要だ」と述べてあったが、結果オーライであった。

藻谷 俊介
7月18日読了時間: 2分


月例中国統計ウォッチ 5月分
前号4月の段階では、データに多少減速感が出ているものの意外に強いと述べたが、5月は更に減速感が広がった。中国悲観論には与しないが、過剰に期待することもできない。

藻谷 俊介
6月17日読了時間: 2分


月例中国統計ウォッチ 4月分
小売販売は単純な名目前年同月比で弱くなったように報道されているが、CPIを使って実質化した上で、休日効果なども補正した季節調整値のグラフは特に腰折れてはいない。低下していた自動車販売台数も、4月は多少反発した。

藻谷 俊介
5月20日読了時間: 2分


月例中国統計ウォッチ 3月分
前号で、1-2月までは昨年後半からの景気回復が継続していることを確認した。3月のデータも概ねは改善を続けているが、多少減速感が出ていることに注目している。

藻谷 俊介
4月16日読了時間: 2分


月例中国統計ウォッチ 2月分
1-2月の鉱工業生産は図1の通り、安定的な伸びを示した。リアルタイム伸び率は年率で7.1%と、望める範囲内では十分に高い。図3~7が示しているように、牽引しているのは半導体や電力、鉄鋼であり、中国の復活をとかく自動車の買い換え補助金に結び付けるメディアの裏をかいた形になっている。

藻谷 俊介
3月18日読了時間: 2分


月例中国統計ウォッチ 1月分
1月もインフレ率の回復(正常化)は継続している(図8~10)。不動産不況とデフレの組み合わせは、ここ数ヶ月はもはや特徴的なものではなくなっていた。特に、コア・インフレ率がほぼ10年平均値に近づいたことはもっと評価されて良い。

藻谷 俊介
2月20日読了時間: 2分


月例中国統計ウォッチ 12月分
鉱工業生産は12月もプラス(図1)。しかもリアルタイムの伸び率は約7%を維持している(図2)。鉱工業生産の内訳では、先月号で詳述した自動車(図6)に加えて、シリコン(図7)も久々に最高値を更新した。インフラ系のセメント(図5)も、線形的に底入れが確実になっている。傍証とし

藻谷 俊介
1月17日読了時間: 2分


月例中国統計ウォッチ 11月分
鉱工業生産は11月もプラス(図1)。しかもリアルタイムの伸び率は先月の+5.8%から+6.5%まで加速した(図2)。鉱工業生産の内訳では、自動車(図6)の増産が顕著になってきた。全自動車生産中、46%が新エネルギー車(うち6割がEV)でそこが前年比51%増と言うのは驚異的である。

藻谷 俊介
2024年12月17日読了時間: 2分


月例中国統計ウォッチ 10月分
鉱工業生産は10月もプラス(図1)。またリアルタイムの伸び率は先月の+5.2%から+5.8%まで加速した(図2)。鉱工業生産の内訳では、電力(図3)には反動減が出たが、自動車(図6)はプラスで、販売台数(図12青線)も史上最高値を更新したところ。シリコン(図7)は高位横ばいだが、

藻谷 俊介
2024年11月17日読了時間: 2分


月例中国統計ウォッチ 9月分
鉱工業生産は9月もプラス(図1)。またリアルタイムの伸び率は+5.2%まで改善した(図2)。鉱工業生産の中で足元の伸びが強いのは電力(図3)だが、シリコン(図7)と自動車(図6)も趨勢はプラスを維持できている。世界半導体出荷額(図34)は最高値を再び更新した。一方、インフラ系であ

藻谷 俊介
2024年10月18日読了時間: 2分


月例中国統計ウォッチ 8月分
鉱工業生産は上昇を継続(図1)。ただしリアルタイムの伸び率は年率4%近辺で目覚ましくはない(図2)。7月に続き鉱工業生産の中で、伸びたのは電力(図3)とシリコン(図7)で、これらは右上がり趨勢を維持できている。セメント(図5)は続落、鉄(図4)もぶれながら減産傾向である。

藻谷 俊介
2024年9月17日読了時間: 2分


月例中国統計ウォッチ 7月分
6~7月は内需サイドに幾分の軟化が見られるが、生産と輸出は底堅く、不況化してはいない。様子見を継続する。鉱工業生産は上昇を継続したが(図1)、リアルタイムの伸び率は年率4%近辺に戻ってしまった(図2)。鉱工業生産の中で、伸びたのは電力(図3)とシリコ

藻谷 俊介
2024年8月16日読了時間: 2分


月例中国統計ウォッチ 6月分
3月の数値一斉悪化で一旦は不況を警戒した筆者だが、その後の回復を見て先月号で警戒を解除した。6月は内需サイドに軟化が見られるが、生産と輸出は堅調であり、現状は不況ではない。しばし様子見である。

藻谷 俊介
2024年7月16日読了時間: 2分


月例中国統計ウォッチ 5月分
ほとんど季節調整されていない中国の統計を、春節補正の季節調整ベースで並べてリアルタイムに観察するのが月例中国統計ウォッチである。ここ2-3か月は世間とは逆に少し慎重になっていた筆者だが、5月もまずまずの改善が見られることから、警戒は一旦解くことにした。

藻谷 俊介
2024年6月17日読了時間: 2分


月例中国統計ウォッチ 4月分
ほとんど季節調整されていない中国の統計を、春節補正の季節調整ベースで並べて観察するのが月例中国統計ウォッチである。先月号では、巷が遅れて中国楽観にシフトする中で、悪化する指標が増えて不安が拡がっていることを示したが、今月は悪化から切り返すデータも一部にあって、一進一退の様相となっ

藻谷 俊介
2024年5月17日読了時間: 2分


月例中国統計ウォッチ 3月分
これまで、生産が堅調であることが筆者の中国経済への相対的楽観の大きな根拠であった。だが、3月は図1が久々にくっきりマイナスとなり、速度計も年率7%前後から一気に減速した(図2)。図1青線の公表季調値も微マイナスである。非常に問題なのは、最近になって新聞が

藻谷 俊介
2024年4月17日読了時間: 2分


月例中国統計ウォッチ 2月分
統計の発表が少ない先月号では、自動車がマイナスになった他には大きな変化はなかった。今月は、1-2月分合算で発表される統計が多く、それを当社で統計学的にベストエフォートで季節調整したものを並べてある。全体としては新年に入って景気が悪化した様子はないが、個々の指標には一部不安が出

藻谷 俊介
2024年3月21日読了時間: 2分


月例中国統計ウォッチ 1月分
ほとんど季節調整されていない中国の統計を、春節補正の季節調整ベースで並べて観察するのが月例中国統計ウォッチである。先月号ではストック面の悪化が再燃し、筆者が期待していた回復速度より少し下を見る必要性に触れた。2月は多くの統計が発表されない月であり、総合的な判断はできかねるが、発

藻谷 俊介
2024年2月26日読了時間: 2分


月例中国統計ウォッチ 12月分
先月号までは、もともと好調なフロー面に加え、不動産、設備投資などストック面も改善傾向にあると述べてきた。しかし、12月はストック面の悪化が再燃し、筆者もかなり落胆した。世界景気全体も脱ポストコロナになってきており、多少目線を下げるべきではないかと悩んでいる。

藻谷 俊介
2024年1月18日読了時間: 2分


月例中国統計ウォッチ 11月分
11月の鉱工業生産は季調前月比+0.9%と大きく伸びた(図1)。図2が示すリアルタイムの増加率は年率7.1%になり、結構な勢いを回復している。この鉱工業生産と、その内訳のうち、電力、粗鋼、自動車、半導体生産は、末端11月が多少マイナスのものでも、グラフの線形としては右上がりが

藻谷 俊介
2023年12月16日読了時間: 2分


月例中国統計ウォッチ 10月分
10月の鉱工業生産は前月比+0.4%と上げ足した(図1)。図2が示すリアルタイムの増加率は、最近はおよそ年率5%のラインを下回ったことはない。なるほどこれが2017年は6.5%、18年は5.9%、19年は6.1%であったから多少劣るが、大きな変調を示すものではない。

藻谷 俊介
2023年11月16日読了時間: 2分
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