藻谷 俊介2022年6月21日1 分世界インフレ率 5月分5月の世界CPIインフレ率は、リアルタイム(直近3ヶ月区間の平均伸び率の年率換算値)で8.9%に低下(4月は9.5%、図4A、D)。PPIインフレ率も低下し、リアルタイムで年率13.6%(4月は15.8%、図7A、C)。早ければ5月と予想した通り、川上の図8J~Kに表れていたイン
藻谷 俊介2022年6月13日1 分世界景気先行指数 5月分5月の世界景気先行指数(速報)は季調済前月比+0.2%の153.2で25ヶ月連続で増加(図4A)。4月は0.9ポイント下方修正の153.0だった。合目は遡及改定で全体的に低下し4.1合目となり、前月も4.4合目と低い。最近は合目の底入れを待つ状態であったが、むしろより先延ばしにな
藻谷 俊介2022年6月13日1 分世界鉱工業生産 4月分4月の世界鉱工業生産(速報)は、季調前月比-1.5%(前年同月比+1.9%)の137.2だった(図5A)。3月は0.1ポイント下方修正されて139.4であった。グラフはついに折れてしまったが、それは中国のロックダウンが主因であり、米印独など地理的に離れればプラスの主要国も多い(図
藻谷 俊介2022年6月1日1 分世界成長率 1-3月期1-3月期の世界成長率は、データ収集率88%の現段階で前期比年率換算+6.5%と、10-12月期の同+5.6%から加速した。図4Bが示すように、振り返っても決して低い成長率ではない。 加速と聞くと違和感があるかも知れないが、3頁の国別比較が端的に示すように、1-3月期がマイナス成
藻谷 俊介2022年5月21日1 分世界インフレ率 4月分3月の世界CPIインフレ率は、リアルタイム(直近3ヶ月区間の平均伸び率の年率換算値)で9.5%に続伸(図4A、D)。PPIインフレ率も上昇し、リアルタイムで年率16.5%(図7A、C)。ここからのポイントは、既にピークアウトしている商品相場の波(図8J~K)が、いつ図4Dや図7C
藻谷 俊介2022年5月15日1 分世界鉱工業生産 3月分3月の世界鉱工業生産(速報)は、季調前月比-0.4%(前年同月比+3.4%)の139.5だった(図5A)。2月は0.1ポイント上方修正されて139.6であった。数値としては伸び悩んでいるが、図5Dを見れば強すぎた勢いの調整とも言え、不況的とはまだ言えない。 世界輸出数量指数は、今
藻谷 俊介2022年5月15日1 分世界景気先行指数 4月分4月の世界景気先行指数(速報)は季調済前月比+0.2%の153.9で24ヶ月連続で増加(図4A)。3月は0.2ポイント下方修正の153.5だった。合目は5.2合目で、先月の5.3合目と同等。合目の反発を待つ状態であった先月から、前進してはいない。とは言え、ウクライナ問題、インフ
藻谷 俊介2022年4月22日1 分世界インフレ率 3月分3月の世界CPIインフレ率はリアルタイムで6.9%に急伸(図4A、D)。理由は説明するまでもない。PPIインフレ率も上昇しリアルタイムで年率13.1%(図7A、C)。ロシア制裁による商品相場の第3波はドルベースではピークアウト(図8J~K)。第3波は第1波の約1.5倍の瞬間風速な
藻谷 俊介2022年4月19日1 分世界鉱工業生産 2月分2月の世界鉱工業生産(速報)は、季調前月比+0.4%(前年同月比+4.7%)の139.5だった(図5A)。1月は0.8ポイント上方修正されて138.9であった。これと連関の強い世界輸出数量指数は、1月は季調前月比-1.9%、2月が同-1.2%と低下したが、先月時点よりはそれぞれ大
藻谷 俊介2022年4月19日1 分世界景気先行指数 3月分3月の世界景気先行指数(速報)は季調済前月比+0.2%の153.7で23ヶ月連続で増加(図4A)。2月は1.0ポイント下方修正の153.3だった。合目は5.4合目で、先月の5.3合目とあまり変わらない。図4Cの反発も緩慢で、先月から時間が止まっている感じがする。 図4Bのような波
藻谷 俊介2022年3月24日1 分世界インフレ率 2月分2月の世界CPIインフレ率は続落。3ヶ月スパンのリアルタイム・インフレ率は3.9%に下がり、平均インフレ率とほぼ同じ(図4D)。PPIインフレ率は若干上昇したが、まだ低い(図7C)。マネーサプライも予想外に早く正常化して(図13C)、インフレ第2波は収束したが、既に商品相場にはロ
藻谷 俊介2022年3月18日1 分世界鉱工業生産 1月分1月の世界鉱工業生産(速報)は、季調前月比フラット(前年同月比+2.8%)の138.1だった(図5A)。12月は0.2ポイント上方修正されて138.1であった。これと連関の強い世界輸出数量指数は、1月は季調前月比-3.2%、2月が同-2.4%と大きく低下した(図8B)。