別府 浩一郎2023年1月15日1 分Weekly Market Watch 定例図表対Core30相対株価でMid 400の低迷が際立ちます(第4頁)。ここでは地銀株が押し上げに寄与していますが、昨年9月末以降の下落率上位に伊藤園、東洋水産、キッコーマンなど食品株が名を連ねています。私鉄株も低迷。
藻谷 俊介2023年1月13日2 分今年は定点観測から... 今回は米CPI例年なら幾分無理をしてでも、年初号で一年を望見するような文章を書くのだが、貿易戦争、コロナ、ウクライナと、書いた直後に激変でひっくり返されることが最近多い。金融市場の日程好きは知っているものの、統計的には1月1日も、例えば8月24日も同じ通過点に過ぎない。昨年末に「小刀を振り回す
藻谷 俊介2023年1月13日1 分世界鉱工業生産 11月分11月の世界鉱工業生産(速報)は、季調前月比+0.5%(前年同月比+1.8%)の140.3だった(図5A)。10月は0.2ポイント下方修正の139.6であった。新興国の一角に反発が見られるようになり、線形は下がりそうで下がらない状態である。世界輸出数量指数も、10月マイナスの後、
藻谷 俊介2023年1月13日1 分世界景気先行指数 12月分12月の世界景気先行指数(速報)は季調済前月比+0.2%の154.9となった(図4A)。11月は0.2ポイント下方修正されて154.7だった。合目は下げ足して-1.3となったが、引き続きリアルタイム伸び率が上向いているので(図4C)、反転するのも遠くないだろうし、反転すれば遡及改
藻谷 俊介2023年1月12日1 分消費関連統計 11月分11月はA~Dがすべてマイナスとなった。名目統計であるBを当社で実質化した図5Mも当然ながらマイナスだ。グラフ内朱記のリアルタイム実質での消費の伸びは、順に-4.0%、+1.6%、+2.5%、+8.3%で、先月時点では揃って年率2%以上あったが、今月はAの落ち込みが大きく、ばらけ
藻谷 俊介2023年1月12日1 分CPI消費者物価 11-12月分当初インフレ率の正常化を10月頃と予想していた筆者は完敗。「価格転嫁を小出しにしたり、先送りしたりする企業もあるので図2D、Hの右肩がそれなりに膨らむ可能性も考慮する必要はある」と7月頃から予防線は張ってきたが、1ドル150円に達する追加的な円安まで加わり、リアルタイムのインフレ
藻谷 俊介2023年1月12日2 分A Year in Review 2022 昨年を振り返って2月末に露軍のウクライナ侵攻が始まって、コロナ脱出で穏やかな一年となるシナリオが崩壊、とても厳しい一年でした。ただ乱世にこそ存在意義が問われる仕事ですから、不透明と逃げずに、定点観測で見えてくる何かを読者に投影するように終始心がけたつもりです。3/8号『覚悟すべきインフレの大
藻谷 俊介2023年1月12日1 分労働関連統計 11月分企業が払った名目給与総額の伸びはリアルタイムで年率+2.1%と9~10月よりアップ(図2K青線)。ただ、毎月勤労統計で使われるインフレ率(帰属家賃除くベース)がリアルタイムで+5.2%まで上昇した結果、実質では-3.0%と先月並みに終わった(図2K赤線)。ただし8月頃までは所得は
藻谷 俊介2023年1月12日1 分景気動向指数 11月分先行CI、一致CI、遅行CIの平均である11月の「総合CI」は、前月比+0.1%の99.2となった(図2A赤線)。10月は0.3ポイント下方修正で99.1だった。TOPIXなど相場2系列を除くベースでは横ばいだったが(図2A青線)、そこからぶれの大きい鉱工業生産系の7系列を除くと
藻谷 俊介2023年1月12日2 分11月の統計を概観して先月号では、ピークアウトか、踊り場か、となれば今は踊り場の公算の方が高いと考えていると述べた。1ヶ月経って、グラフの末端が低下したものが増えたが、トレンドがターンしたようなものはなく、多少下がっても踊り場の範疇に属するものが多い。よく持ち堪えている。
別府 浩一郎2023年1月11日1 分Weekly Market Watch 2022 コメント・アンソロジー弊社では毎年初め、読者の皆様方のご参考・ご批判に供すべく、前年のレポート・バックナンバー集を発行しております。本資料は2022年の「Weekly Market Watch」に掲載したコメントのうち以下の13回分を収録したものです。何卒ご笑覧の程お願い申し上げます。
別府 浩一郎2023年1月11日2 分足元では落ち着く信用リスク指標など高インフレ・高金利政策の下、世界的な景気悪化が強く懸念されているが、今のところソブリンCDS保証料率においては落ち着いた動きが続いている。その中でも、中国の保証料率が最近1週間ほどで下げ足を速めている。