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A Year in Review 2022 昨年を振り返って

(ここで紹介したレポートはPDF版↓をダウンロードしてご覧下さい。)

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不透明と諦めずに定点観測を続けた一年でした

2月末に露軍のウクライナ侵攻が始まって、コロナ脱出で穏やかな一年となるシナリオが崩壊、とても厳しい一年でした。ただ乱世にこそ存在意義が問われる仕事ですから、不透明と逃げずに、定点観測で見えてくる何かを読者に投影するように終始心がけたつもりです。


3/8号『覚悟すべきインフレの大きさは』は開戦後2週間の時点で書いたものとしては今読んでもほぼ的確で、その後の定点観測の方針も示したものでした。その時点ではインフレ率の最大値を見積もり、覚悟を求めましたが、それから毎月のデータで修正を加えていき、6/30号『インフレの実尺』に至って、ほぼインフレの目途が立ったことを確認します。この分析は間違っていなかったと思いますが、米国のインフレ率が尚2ヶ月間高止まりしたことで9-10月は米株を中心に株価が再失速し、筆者も苦しいピンチの時期を過ごします。ただ、やはり高インフレ継続を支持する物証は少なく、そのことを説明した10/17号『木を見て森を見ず』を書いたあたりからは、市場も円安、長期金利ピークアウト、株価底入れと言う筆者の路線を受け入れてくれたようです。まだ不況懸念が残っていますが、2023年はそれらも氷解していくと予想しています。


選挙も数値分析、定点観測することに努めてきましたが、海外の選挙となるとそうも行きません。米中間選挙については、筆者が日頃から英語世界で暮らしている特性を活かして、Twitterなどをベースに大手メディアがあまり伝えない分析を心がけました。コロナ感染症については、取り敢えず最終回となるレポートで締めました。11/10号『中間選挙に思う』と12/29号『コロナ拾遺27 最終回』も、ぜひお読み頂きたく存じます。


昨年も一年間、皆様のご声援のおかげで何とか会社を続けることができ、

設立27年目に入ることができました。心より御礼申し上げます。

そして本年もどうか引き続きご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。

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