藻谷 俊介2020年11月13日1 分PPI企業物価 10月分PPIは6~8月の3ヶ月間続けて上昇し、9月は下落、今回10月は上昇で、伸び悩んでいる(図2A)。図2Cが示すリアルタイムのインフレ率も平均速度を割り込んだ。エネルギーを除くベースでも、似たような傾向だ(図2B)。右報道が言うように必ずしも石油製品だけが原因ではない。...
藻谷 俊介2020年11月13日1 分設備投資受注 9月分数値は、全体として先月よりもよく見えるようになってきた。それが今日の結論である。遅行性のある新聞が、まだ悲観的なコメントを付けているとしても気にすることはない。 まず、先月まで底ばっていた10月の工作機械受注(内需)が、ようやく上に向けて動き始めた(図3J)。今回のコロナ禍...
汨羅2020年11月11日2 分編集余録10日19時のNHKニュースでは、ファイザー・バイオンテック連合のCOVID-19ワクチンに高い有効性が認められたことがトップニュースになっていた。まだ安全性の確保は不十分だが、抜きつ抜かれつの後、現時点で先頭を走っているのがこの2社連合である。問題はNHKによるこのニュー...
藻谷 俊介2020年11月10日1 分世界景気先行指数 10月分10月の世界景気先行指数(速報)は季調済前月比+0.8%の145.2で6ヶ月連続で増加(図4A)。9月は1.0ポイント上方修正の144.1だった。この指数はコロナ後は遡及改定が多く不安定だったが、ほぼ安定を取り戻している。...
藻谷 俊介2020年11月10日1 分世界鉱工業生産 9月分9月の世界鉱工業生産(速報)は、季調前月比+1.4%(前年同月比-2.1%)の128.6となった(図4A)。ただ、8月が同程度に下方修正されており、コロナ谷の回復度合いではあまり進歩がなかった(図4Aの水準)。
別府 浩一郎2020年11月9日2 分暦年EPS予想、SFRとU-6で見た米国S&P500種暦年EPS予想の修正状況を見ることで、ITバブル崩壊時、サブプライム危機時、そして今回のコロナ危機時の違いを改めて確認してみよう。
藻谷 俊介2020年11月9日1 分景気動向指数 9月分先行CI、一致CI、遅行CIの平均である9月の「総合CI」は、前月比+2.6%の88.6であった(図2A赤線)。8月は0.4ポイント上方修正されて86.4となった。TOPIXなど相場2系列を除くベースでも+2.6%を維持し(図2A青線)、そこからぶれの大きい鉱工業生産系の7...
別府 浩一郎2020年11月8日1 分大統領選を通過、3週ぶり大幅反発先週、S&P500指数は7.3%、DJIAは6.9%、Nasdaq指数は9.0%上昇。 3週ぶり大幅反発。バイデン氏優勢の中、大統領選の勝敗は週末まで決しなかったものの、同じく接戦の上院選含めトータルで投資環境に激変無しと見て、ITセクター中心に大きく値を戻す。10月ISM...
藻谷 俊介2020年11月8日2 分9月の統計を概観して回復の継続 先月号では、回復が諸外国対比で多少見劣りするとしても、いまだ不安を助長し続ける報道等を見ていると、現実として社会がコロナを乗り越えつつあることはもっと認識されていいと思う、と述べた。必要なのはCautious Optimism...