スフィンクス・レポート

8月の労働環境は、7月までの回復傾向に変化が出てきた可能性を示唆するものが多かった。一部だけの悪化ではないことから、やはり世界景気の調整が次第に影を落としてきたように思える。そして、それは8月の他の月次統計を見てきた読者にとっても、不思議なことではないだろう。

7月の労働環境は、このように幅広く改善。緊急事態宣言とオリンピックによる休日増加で、向かい風が吹く月であったが、宣言慣れと自粛疲れで実効性が低下し、企業も後ろ向きな政策を採らなかったように見える。

所得は12月の落ち込みから回復が続いてきたが、6月はボーナスで再び頓挫。一人あたりきまって支給の賃金は、少なくとも名目では横ばいだが（図2H）、ボーナス・一時金が凹んだので（図2J）、トータルの現金給与総額も折れた（図2G）。

5月の労働環境は、概ね改善が続いている。 雇用（人数）： 異なる統計の、往々にして異なる結論を、恣意性なしで単純な星取り表として考えるのがここでのポイント。雇用の絶対「数」の動向を示す図2B青線、図2D青線、そして図2Eの「雇用三羽ガラス」は、季調前月比で1勝0敗2分であっ...

4月の労働環境は、2-3月の流れを受け継いで改善した。 雇用（人数）： 異なる統計の、往々にして異なる結論を、恣意性なしで単純な星取り表として考えるのがここでのポイント。雇用の絶対「数」の動向を示す図2B青線、図2D青線、そして図2Eの「雇用三羽ガラス」は、季調前月比で2勝...

3月の労働環境は、2月と同様に緊急事態宣言の長期化の割にはまずまず改善した。逆に言えば、緊急事態宣言が効かず、すぐに再発令となってしまったわけだが。 雇用（人数）： 異なる統計の、往々にして異なる結論を、恣意性なしで単純な星取り表として考えるのがここでのポイント。雇用の絶対...

2月の労働環境は緊急事態宣言の長期化の割にはまずまず。 雇用（人数）： 異なる統計の、往々にして異なる結論を、恣意性なしで単純な星取り表として考えるのがここでのポイント。雇用の絶対「数」の動向を示す図2B青線、図2D青線、そして図2Eの「雇用三羽ガラス」は、季調前月比で1勝...

1月の労働環境は小動き。所得は取り敢えず12月の落ち込みから回復。 雇用（人数）： 異なる統計の、往々にして異なる結論を、恣意性なしで単純な星取り表として考えるのがここでのポイント。雇用の絶対「数」の動向を示す図2B青線、図2D青線、そして図2Eの「雇用三羽ガラス」は、季調...

12月の労働環境は足踏み。リーマンショック時以来の急激なボーナス減少も足を引っ張っている。 雇用（人数）： 異なる統計の、往々にして異なる結論を、恣意性なしで単純な星取り表として考えるのがここでのポイント。雇用の絶対「数」の動向を示す図2B青線、図2F青線、そして図2Cの「...

11月の労働環境は改善基調ながら、10数年ぶりの急激なボーナス減少が足を引っ張っている。 雇用（人数）： 異なる統計の、往々にして異なる結論を、恣意性なしで単純な星取り表として考えるのがここでのポイント。雇用の絶対「数」の動向を示す図2B青線、図2F青線、そして図2Cの「雇...

10月の労働環境は、ボーナス以外は凡そ改善。 雇用（人数）： 異なる統計の、往々にして異なる結論を、恣意性なしで単純な星取り表として考えるのがここでのポイント。雇用の絶対「数」の動向を示す図2B青線、図2F青線、そして図2Cの「雇用三羽ガラス」は、季調前月比で突然2勝0敗1...