top of page
スフィンクス・レポートはグラフが命です。
出先などで文章のみお読みになった場合でも
ぜひ後ほどPDFでグラフをご確認ください。


2%台で下げ止まってきた日本のインフレ率
日本の消費者物価指数は、全国の7月分が8月18日に、東京都区部の8月速報が8月25日に発表されたところである。一時の社会現象的な値上げ連鎖からの沈静化は一挙に進んだが、どんどんインフレ率が下がる様子でもないところを、今回は確認したい。
東京8月はインフレ漸増
全国の7月は2.6%

藻谷 俊介
2023年8月28日読了時間: 2分


納得いかない「執拗なインフレ論」
8月10日に発表された7月の米CPIと、8月16日に公表された7月のFOMC議事録は、一種の共鳴を生じて金融市場に不安なインパクトを与えてきた。ざっくり一言でまとめるなら、それは「執拗なインフレ」と「執拗な利上げ」という、去年よく耳にしたストーリーラインの復活と言える。くどくて

藻谷 俊介
2023年8月18日読了時間: 4分


6月の統計を概観して
先月号では、引き続き緩やかなスピードでの回復が続いており、この線形で回復が潰えてしまう理由はないと述べたが、6月も特段の変化はないまま、だらだらと回復が続いている。6月の鉱工業生産が、5月のマイナスの後、微増に転じたのは良かったが(図A青線)、7-8月予測の

藻谷 俊介
2023年8月9日読了時間: 2分


6月の日米インフレ率まとめ
リアルタイムで見た日米の6月のインフレ率は、図Aが示すように、日本が低下、アメリカが上昇したことで、差違が幾分縮小することになった。縮小の動きは、7/6号で予測した通りである。その際に述べたように、前年同月比で6月にようやく日米逆転となったとしても、日本のインフレ率も低下している

藻谷 俊介
2023年7月24日読了時間: 2分


月例中国統計ウォッチ 6月分
6月も増産が続いた。図Aがその総合的な形勢である。図Bが示すリアルタイムの増加率は5%弱であり、政府の成長率目標と概ね合致している。生産内訳のうちインフラ系の図D~Eはまだ底入れが覚束ないが、より付加価値の高い図F~Gは2桁増産が続いている。国内消費、およびそれに関連する

藻谷 俊介
2023年7月18日読了時間: 2分


5月の統計を概観して
先月号では、4月は勢いを落としたり、下方にぶれるグラフが多いものの、その度合いは軽微であり、回復の方向性に変わりはないと思われる、と述べた。5月も一気に反転とはならず、引き続き緩やかなスピードでの回復が続いている。5月の鉱工業生産はこの局面で初めて微マイナスとな

藻谷 俊介
2023年7月10日読了時間: 2分


日本のインフレ、その後
3/28号で、日本のインフレを財とサービスに分けて分析した際に、日本はさしてインフレを心配する国ではなく、ともすればディスインフレが心配になる国であると述べた。
その根本的な体質が変わったかどうかは不明だが、その後の物価統計は割とインフレ率が高止まりする推移を示してきたので、一応

藻谷 俊介
2023年7月7日読了時間: 4分


企業業績の改善をグラフで認識する
筆者が四半期に一度行っている機関投資家向けのプレゼンテーションの6月セッションが概ね終了した。当週報でこれまで述べてきたことを中心に、日々新しくなるグラフに基づいて情勢を説明するのだが、中でも投資家の目を引いたのが、今月初めに発表された法人企業統計における粗利の強い改善であった。

藻谷 俊介
2023年6月29日読了時間: 2分


景気回復がもたらす再インフレの萌芽
先日発表されたアメリカの5月のCPIは、前年同月比でも+4.0%とかなり低下した。何度か当週報にも載せた図Aが示していた昨年7月からの屈折が、遅ればせながら一般の視野にも入ってきたのである。図が示すように、来る6月にはついに猛インフレの部分が前年同月比でも算入されなくなる。もちろ

藻谷 俊介
2023年6月23日読了時間: 3分


月例中国統計ウォッチ 5月分
気を取り直す
ほとんど季節調整されていない中国の統計を、春節補正の季節調整ベースで並べて観察するのが月例中国統計ウォッチである。先月号では、意外に大きな減産は一時的なものだろうと結んだが、正しかったようである。実際に5月は生産が回復した。図Aがその総合的な形勢だが、当社季調値の

藻谷 俊介
2023年6月15日読了時間: 2分


ほどほどの景気回復と言う僥倖
5/16号『困惑の原因:ずれる金利サイクルと景気サイクル』で、世界の景気サイクルと金利サイクルのずれから、今の変なマーケットを説明したことで、筆者としては当面の間言いたいことを言い切ってしまったところがある。最近のマーケットの動きも何となくその線に沿ってきたかも知れない。要は「株

藻谷 俊介
2023年6月9日読了時間: 4分


4月の統計を概観して
先月号では、内外で回復基調を示すデータが多数を占めるようになり、回復が始まっていることは9分9厘間違いないと考えている、と述べた。4月は勢いを落としたり、下方にぶれるグラフが多いものの、その度合いは軽微であり、回復の方向性に変わりはないと思われる。4月の鉱工業生産は上げ足した

藻谷 俊介
2023年6月6日読了時間: 2分


月例中国統計ウォッチ 4月分
ところが4月は、先月までのV字回復の流れに棹を差すかのような減産が見られた。図Aがその総合的な形勢だが、当社季調値のみならず公表季調値も末端が下がっており、内訳である図C~Dも同様だ。製造業のPMIが月初から先んじて示していた通りになったと言える(図L)。しかし、期待外れな結

藻谷 俊介
2023年5月18日読了時間: 2分


困惑の原因:ずれる金利サイクルと景気サイクル
そうした筆者の主張を総括してくれるかのように、5月5日に発表されたOECD先行指数は遡って改訂されて、昨年12月~今年1月にかけて世界景気が底入れしたことを示すようになった。図Aがそれである。かねがね述べていることであるが、OECD「先行」指数という名称には偽りがあり、実際にはほ

藻谷 俊介
2023年5月17日読了時間: 7分


3月の統計を概観して
先月号では、2月の鉱工業生産が内外ともに反転し、不況とは反対の方向に向かっていることを示し、まだ勢いは弱いが底は入れた公算が大であると主張した。今3月も内外で回復基調を示すデータが多数を占めるようになり、回復が始まっていることは9分9厘間

藻谷 俊介
2023年5月10日読了時間: 2分


コロナ拾遺 28 エピローグ
コロナデータの更新は3月末で完全に停止した。過去3年間にわたって毎日、週末でも、旅先でもスクショを取って更新してきたので、止めた後しばらくは喪失感に悩まされるほどだった。日本も含めて全数報告ではない国が大半となって、もはや数値の信頼性が確保できなくなったこともあるが、筆者自身コロ

藻谷 俊介
2023年4月28日読了時間: 7分


月例中国統計ウォッチ 3月分
3月は先月までの流れを確定する形で、V字回復を示すグラフが並ぶことになった。鉱工業生産は昨年末の短い踊り場から脱出したことが鮮明になり(図A)、リアルタイムでの伸び率は年率約7%と、5%成長目標には十分な勢いを回復した(図A’)。今回3か月分が一気に更新された図B~D、特5~6は

藻谷 俊介
2023年4月20日読了時間: 2分


3月の米CPI統計から改めてインフレを振り返る
さて、アメリカの3月のCPIが12日(日本時間深夜)に発表された。各種のコメンタリーを読むと、どうしても自身のスタンスが先にありきで、全体を論じる人はインフレは終わりつつあると言い、まだまだ終わらないと言う人は部分(サービスやコア)を強調している。筆者のスタンスは前者であり、昨年

藻谷 俊介
2023年4月14日読了時間: 6分


2月の統計を概観して
先月号では、輸出と鉱工業生産は一段と縮小したが、2-3月には明るい兆しもある上、実質消費の上昇トレンドも崩れていないと述べ、景気は引き続き底入れに向かっているとした。実際に2月の鉱工業生産は内外ともに反転し、不況とは反対の方向に向かっている。まだ

藻谷 俊介
2023年4月11日読了時間: 2分


日本のサービス・インフレ勃興の可能性について
この3月は、①インフレ率が正常化してきたこと、②世界経済、特に中国経済が上方転換つつあること、③好景気の中で緩やかなインフレと緩やかな利上げが組み合わさることは可能で悪い話ではないこと、などを軸に機関投資家向けの集中プレゼンテーションをこなしている。
その渦中でSVB破綻を発端に

藻谷 俊介
2023年3月29日読了時間: 6分


月例中国統計ウォッチ 2月分
今回1-2月分の数字がまとめて加わった統計は、そのすべてが底を形成するような線形になっている。図Aの鉱工業生産はその筆頭で、もともと趨勢的には下がっていなかったが、昨年末にかけてのちょっとしたマイナスを覆して右上がり趨勢の維持を確認した。末端の年率4.8%(図A’)という勢いは、

藻谷 俊介
2023年3月17日読了時間: 2分


1月の統計を概観して
先月号では、下がっているグラフはあるが、反発したり、底堅さを見せるグラフが次第に増えていて、底入れ(踊り場脱出)が近いことを予見させると総括した。今月も同様の総括となる。輸出と鉱工業生産は一段と縮小したが、2-3月には明るい兆しもある。
1月の鉱

藻谷 俊介
2023年3月10日読了時間: 2分


不況と思うから曇る眼鏡
先週号に続いて、粘着性のインフレなるものについて考えていく。ちなみに先週号では、粘着性と思われている裏には、インフレの把握と言う基礎的なところでの誤解があるのではないかと述べた。これは、それ以前から筆者が問題視してきた前年同月比伸び率によるインフレ率の「見かけ上の後ずれ(図A)」

藻谷 俊介
2023年3月2日読了時間: 4分
bottom of page


