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スフィンクス・レポートはグラフが命です。
出先などで文章のみお読みになった場合でも
ぜひ後ほどPDFでグラフをご確認ください。


「利上げ頭」と「利下げ頭」
金融市場は「利下げ頭」に切り替わってしまい、論壇もその方向に馴染ませるように景気を語るようになってきた。しかし、この年末、経済統計の変化に目立つものはなく、年初からの緩慢な回復傾向は続いている。筆者が時によって、半好況とも、のんべんだらりとも、ゴルディロックスとも呼んできたもので

藻谷 俊介
2023年12月30日読了時間: 5分


月例中国統計ウォッチ 11月分
11月の鉱工業生産は季調前月比+0.9%と大きく伸びた(図1)。図2が示すリアルタイムの増加率は年率7.1%になり、結構な勢いを回復している。この鉱工業生産と、その内訳のうち、電力、粗鋼、自動車、半導体生産は、末端11月が多少マイナスのものでも、グラフの線形としては右上がりが

藻谷 俊介
2023年12月16日読了時間: 2分


10月の統計を概観して
先月号では、日本経済はまだ自身の成長に半信半疑であり、ともすれば弱含み、目先も明確な加速は期待できないと、目線を下げた。それは正しかったようで、10月も緩慢な回復に留まった。しかし悲観なのかと言えばそうではない。10月の鉱工業生産は2か月連続で

藻谷 俊介
2023年12月8日読了時間: 2分


インバウンドのインフレ効果
3/28号『日本のサービス・インフレ勃興の可能性について』で、日本のインフレはアメリカのインフレと逆で、圧倒的にモノのインフレであって、サービスのインフレではないことを示した。当時のアメリカでは、主に家賃が高騰することによるものではあったが、サービス価格が上昇し(図Eの4)、粘着

藻谷 俊介
2023年12月6日読了時間: 3分


Antisemitismの呪縛
水もないところで元気なく横たわる何人もの乳児など、凄惨を極めるガザの映像を見ては目を背ける日々が続いている。筆者がこの地域を訪れたのは、オスロ合意前、第一次インティファーダの時期で、パレスチナ人地域は尽くシャッターを下ろし、場所によっては建物の弾痕も生々しかったが、イスラエル軍の

藻谷 俊介
2023年11月22日読了時間: 9分


月例中国統計ウォッチ 10月分
10月の鉱工業生産は前月比+0.4%と上げ足した(図1)。図2が示すリアルタイムの増加率は、最近はおよそ年率5%のラインを下回ったことはない。なるほどこれが2017年は6.5%、18年は5.9%、19年は6.1%であったから多少劣るが、大きな変調を示すものではない。

藻谷 俊介
2023年11月16日読了時間: 2分


9月の統計を概観して
反転上昇が期待された9月の鉱工業生産は、当社季調では横ばいに終わる(図A青線)。10-11月予測線は上昇を維持しているが、先月時点より傾きは小さくなった(同赤線)。赤線は先々月までは右下がりだったので、右上がりを維持していることはグッドニュースであるが、筆者としては期待ほどではな

藻谷 俊介
2023年11月14日読了時間: 2分


マイク・ジョンソンとは何者か
昨年の中間選挙の結果の与野党伯仲で、年初から不安定な状態が続いてきた米下院のリーダーシップだが、10月3日のマッカーシー前議長の罷免からわずか22日で意外にあっさりと次の議長が決まった。共和党議員221人の中から1人の反対者も出なかったこと、6年前に連邦議会議員になったばかりの新

藻谷 俊介
2023年11月1日読了時間: 9分


景気サイクルを何で見るべきか
6月に金利サイクルと景気サイクルのずれの問題を最初に提起した後、親しい機関投資家とミーティング中に、「景気の定義の仕方次第ではずれは発生しないのではないか、例えば米失業率で見れば」との指摘を受けた。時間が開いてしまったが、重要な指摘なので改めて考えてみたい。金利はグローバルな

藻谷 俊介
2023年10月28日読了時間: 5分


月例中国統計ウォッチ 9月分
9月の鉱工業生産は前月比+0.4%と上げ足した(図1)。図2が示すリアルタイムの増加率は、およそ年率5%前後はあることを示している。ちなみにこれが2017年は6.5%、18年は5.9%、19年は6.1%であったから多少劣るが、極端に何か変わったわけではない。細かいぶれは捨象し

藻谷 俊介
2023年10月20日読了時間: 2分


8月の統計を概観して
先月号では、緩慢ながら回復が続いており、まず悪くない状態であることを述べた。8月もその状態だが、9-10月の生産予測には上振れも見られ、多少加速感が出てくる可能性も指摘できるようになった。5月以降横ばいを続けていた鉱工業生産は、8月も微

藻谷 俊介
2023年10月10日読了時間: 2分


それでも弱気になれない…
筆者は昨年の12/23号『小刀を振り回す分析』で、金利上昇にもかかわらず好調な各国の内需統計を見て、「居心地の良い新ゴルディロックス的平衡点があるかも知れない。推移は注意深く見守る必要があるが、多面的データの定点観測者としては、金利上昇→不況というトップダウンのロジックから外れた

藻谷 俊介
2023年10月4日読了時間: 7分


中国の統計を実質化したのを機会に
前回の月例中国統計ウォッチで、中国の貿易情勢を判断するのに使うグラフを、これまでの名目ドルベース(図A)から、数量ベース(図B)に変更したことをお伝えした。昨今ドル高が進む中では、名目ドル表記の数値は弱含むが、同じものを円や元で表記すれば強含むことを、その時説明した。要はどの通

藻谷 俊介
2023年9月26日読了時間: 3分


月例中国統計ウォッチ 8月分
8月の鉱工業生産は前月比+0.6%(図1)。年率にすれば7.3%で悪くない伸び率だ。図2が示すリアルタイムの増加率は単月では減ったが、均せば5%前後はあることを示している。先月、当冊子のグラフには、3つのパターンが見受けられ、その中で本当に悪化しているのは、第2グループ(従来

藻谷 俊介
2023年9月17日読了時間: 2分


アメリカCPI統計アップデート
昨晩発表された8月のアメリカのCPI統計について、リアルタイムで見たグラフ類を更新してお届けしておく。図Aが示しているように、8月はCPIがこれまでの流れから外れて上昇した結果、リアルタイムで3.8%、前年同月比でも3.7%とほぼ同じイ

藻谷 俊介
2023年9月15日読了時間: 2分


7月の統計を概観して
先月号では、特段の変化はないまま、だらだらと回復が続いていると述べたが、7月は実質消費が伸びた半面、設備投資系が弱含むと言った内訳の変化はあったものの、まず悪くない状態が続いている。このところ鉱工業生産は1ヶ月ごとに微増と微減を繰り返していて、7月は

藻谷 俊介
2023年9月8日読了時間: 2分


2%台で下げ止まってきた日本のインフレ率
日本の消費者物価指数は、全国の7月分が8月18日に、東京都区部の8月速報が8月25日に発表されたところである。一時の社会現象的な値上げ連鎖からの沈静化は一挙に進んだが、どんどんインフレ率が下がる様子でもないところを、今回は確認したい。
東京8月はインフレ漸増
全国の7月は2.6%

藻谷 俊介
2023年8月28日読了時間: 2分


納得いかない「執拗なインフレ論」
8月10日に発表された7月の米CPIと、8月16日に公表された7月のFOMC議事録は、一種の共鳴を生じて金融市場に不安なインパクトを与えてきた。ざっくり一言でまとめるなら、それは「執拗なインフレ」と「執拗な利上げ」という、去年よく耳にしたストーリーラインの復活と言える。くどくて

藻谷 俊介
2023年8月18日読了時間: 4分


6月の統計を概観して
先月号では、引き続き緩やかなスピードでの回復が続いており、この線形で回復が潰えてしまう理由はないと述べたが、6月も特段の変化はないまま、だらだらと回復が続いている。6月の鉱工業生産が、5月のマイナスの後、微増に転じたのは良かったが(図A青線)、7-8月予測の

藻谷 俊介
2023年8月9日読了時間: 2分


6月の日米インフレ率まとめ
リアルタイムで見た日米の6月のインフレ率は、図Aが示すように、日本が低下、アメリカが上昇したことで、差違が幾分縮小することになった。縮小の動きは、7/6号で予測した通りである。その際に述べたように、前年同月比で6月にようやく日米逆転となったとしても、日本のインフレ率も低下している

藻谷 俊介
2023年7月24日読了時間: 2分


月例中国統計ウォッチ 6月分
6月も増産が続いた。図Aがその総合的な形勢である。図Bが示すリアルタイムの増加率は5%弱であり、政府の成長率目標と概ね合致している。生産内訳のうちインフラ系の図D~Eはまだ底入れが覚束ないが、より付加価値の高い図F~Gは2桁増産が続いている。国内消費、およびそれに関連する

藻谷 俊介
2023年7月18日読了時間: 2分


5月の統計を概観して
先月号では、4月は勢いを落としたり、下方にぶれるグラフが多いものの、その度合いは軽微であり、回復の方向性に変わりはないと思われる、と述べた。5月も一気に反転とはならず、引き続き緩やかなスピードでの回復が続いている。5月の鉱工業生産はこの局面で初めて微マイナスとな

藻谷 俊介
2023年7月10日読了時間: 2分
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