藻谷 俊介2021年3月21日1 分世界インフレ率 2月分図4Aが示す世界CPIは、先月より幾分加速して6ヶ月平均年率で2.6%ほど。もう少し短い3ヶ月スパンで見ると図4Dのようになるが、それでも18-19年に何度も経験した程度のインフレでしかない。PPIも先月より加速して6ヶ月平均年率で7%となった(図7A)。3ヶ月スパンでは2...
藻谷 俊介2021年3月18日1 分世界鉱工業生産 1月分1月の世界鉱工業生産(速報)は、季調前月比+0.9%(前年同月比+2.2%)の135.6となり、先月久々に更新された史上最高値を再び上回った(図4A)。12月は0.8ポイント上方修正の134.4であった。 世界輸出額(図7A)も増加して史上最高値を再び更新したが、米輸出物価...
藻谷 俊介2021年3月18日1 分世界景気先行指数 2月分2月の世界景気先行指数(速報)は季調済前月比+0.5%の149.2で10ヶ月連続で増加(図4A)。1月は0.1ポイント下方修正の148.4だった。遡及改定が小さくなったのは好ましい。 山に喩えると先月の5.8合目から6.4合目に漸進(図4B)。10合目の予想到達時期は6月に...
藻谷 俊介2021年3月3日1 分世界成長率 10-12月期10-12月期の世界成長率は、データ収集率59%の現段階で前期比年率換算+7.3%と大きく伸びた。7-9月期が同+34.8%と急伸したのと合わせると、これでコロナ谷の9割3分を戻したことになる(図4A)。 日本の位置は鉱工業生産ほど悪くないが(図3頁)、10-12月期と言う...
藻谷 俊介2021年2月21日1 分世界インフレ率 1月分図4Aが示す世界CPIは8月以降は安定速度に移行し、凡そ年率2.2%の快適インフレ率で推移している。コロナ前の2018-19年と比べても特段変化があったとは言えない(図4D)。世界PPIはもう少し勢いがあって、V字回復後も特に減速することなく、6%前後の歴史的に見ても高いイ...
藻谷 俊介2021年2月14日1 分世界景気先行指数 1月分1月の世界景気先行指数(速報)は季調済前月比+0.5%の148.5で9ヶ月連続で増加(図4A)。12月は3.8ポイント上方修正の147.7だった。先月に続いて遡及改定幅が大きく、モデルが不安定になっているが、大きな変化の後には信頼性が低下するのは致し方ない。...
藻谷 俊介2021年2月12日1 分世界鉱工業生産 12月分12月の世界鉱工業生産(速報)は、季調前月比+0.9%(前年同月比+0.4%)の133.6となり、コロナ前水準を確実に上回った(図4A)。同時に前年同月比でもプラスに転じており、1年を経ずしてコロナを克服したことになる。11月は0.9ポイント上方修正の132.4であった。...
藻谷 俊介2021年1月15日1 分世界景気先行指数 12月分12月の世界景気先行指数(速報)は季調済前月比+0.5%の143.9で8ヶ月連続で増加(図4A)。11月は2.1ポイント下方修正の143.1だった。修正幅が再び大きくなりモデルが不安定になっているが、こうした大きな変化の後には不可避的な現象だ。...
藻谷 俊介2021年1月13日1 分世界鉱工業生産 11月分11月の世界鉱工業生産(速報)は、季調前月比+0.4%(前年同月比-0.5%)の131.5となり、コロナ谷をちょうど回復した(図4A)。10月は0.1ポイント上方修正の131.0であった。 先月、図3頁において、最下位を脱却して下から5位に浮上した日本は、今月もその位置を維...
藻谷 俊介2020年12月15日1 分世界鉱工業生産 10月分10月の世界鉱工業生産(速報)は、季調前月比+1.3%(前年同月比-0.1%)の130.9となった(図4A)。9月は0.6ポイント上方修正の129.2であった。前年同月とほぼ並んだことが示すように、コロナ谷をほぼ回復。 今月も図3頁において3ヶ月続きで17ヶ国中最下位だった...
藻谷 俊介2020年12月15日1 分世界景気先行指数 11月分11月の世界景気先行指数(速報)は季調済前月比+0.6%の145.2で7ヶ月連続で増加(図4A)。10月は0.9ポイント下方修正の144.3だった。遡及改定のマイナスで伸びが帳消しになった形である。 山に喩えると先月の3.1合目から2.7合目に後退し、一進一退(図4B)。先...
藻谷 俊介2020年12月1日1 分世界成長率 7-9月期7-9月期の世界成長率は、データ収集率76%の現段階で前期比年率換算+35.7%という急伸だった。1-3月期が同-13.2%、4-6月期が-23.0%と縮小した後なので、これでコロナ谷の7割5分を戻したことになる(図4A)。残りは1/4だ。...