藻谷 俊介2021年2月15日1 分10-12月期GDP一次速報当社の直前SGRI予測(下表)と総生産(青部分)では大差はなかったが、やけに民間企業設備(IP)が強く、輸出(X)が弱いため、内需>外需である点が、月次統計で見てきたイメージとは大きく異なる。 結果として、図5頁においては韓国と並ぶところまで躍進。確かに日本は月次では諸国に...
藻谷 俊介2021年2月10日1 分PPI企業物価 1月分PPIは6~8月の3ヶ月間続けて上昇し、9~11月の3ヶ月間下落した後、12~1月は上昇に転じたことになる(図2A)。ただ秋の下落幅が小さかったので、趨勢としては右上がり(インフレ)である。 エネルギーを除くベースでも波形は同じだが、勢いが劣っており、底ばいに近い状態にある...
藻谷 俊介2021年2月10日2 分労働関連統計 12月分12月の労働環境は足踏み。リーマンショック時以来の急激なボーナス減少も足を引っ張っている。 雇用(人数): 異なる統計の、往々にして異なる結論を、恣意性なしで単純な星取り表として考えるのがここでのポイント。雇用の絶対「数」の動向を示す図2B青線、図2F青線、そして図2Cの「...
藻谷 俊介2021年2月8日1 分消費関連統計 12月分消費は一つの統計ですべてを語ることができない。当社では以下の中核的統計を総覧することを推奨している。 A. 「世帯消費動向指数(図2A)」 総務省 B. 「商業販売額指数・小売業(図4A)」 経産省 C. 「総消費動向指数(図7A)」 総務省...
藻谷 俊介2021年2月7日1 分景気動向指数 12月分先行CI、一致CI、遅行CIの平均である12月の「総合CI」は、前月比-0.6%の91.5であった(図2A赤線)。11月は0.ポイント上方修正されて92.0となっている。TOPIXなど相場2系列を除くベースでも-0.8%だったが(図2A青線)、そこからぶれの大きい鉱工業生産...
藻谷 俊介2021年1月29日1 分CPI消費者物価 12-1月分GoToキャンペーンが昨年末に一時停止されたことから、1月の東京都区部CPIは3本とも急回復した(図2M)。ただ、今回1月の上昇が異常値ではないことに注意して頂きたい。8月の急落から12月までの四角い谷の方が、GoToによって生じた異常値なのである。なおGoToによる宿泊費...
藻谷 俊介2021年1月29日1 分鉱工業生産 12月分11月からは急速に伸びが衰えることは、これまでの図2Aにおいて予期されていたことであり、12月もその延長線上にある。しかし先月号で「世界の動向から言えば、日本はもう少し前向きにならなくてはならない。在庫も急減しているのであるから(図2J~K)、もう少し作ってもいいはずである...
藻谷 俊介2021年1月25日1 分貿易統計 12月分12月の輸出数量は、当社季調ではプラス、内閣府季調ではマイナス。しかし、実際の数値は同じで、要は内閣府季調のぶれが大きいと言うこと(図2A末端)。輸入数量も回復が続き、趨勢を表す図2Cはどちらも右上がりが続いている。多少減速しているとしても、まだ十分に好調である(図2H)。...
藻谷 俊介2021年1月17日1 分第三次産業活動指数 11月分当社のぶれの少ないX13AS季調では、11月は前月比-0.7%の96.8だった(図2A)。10月は修正なしの97.6だった。 過去3ヶ月述べてきたように勢いが落ちている。単に医療だけの問題ではない。そのことは当社季調を見ないと判然としないが(図2B)、他にも拡散度の低迷(6...
藻谷 俊介2021年1月15日1 分PPI企業物価 12月分PPIは6~8月の3ヶ月間続けて上昇し、9~11月の3ヶ月間下落した後、12月は上昇に転じた(図2A)。とは言え、線形としてはもはや下落傾向になく、デフレ的ではない。エネルギーを除くベースでも流れは同じだが、更に底ばいに近い状態にある(図2B)。どちらも、モメンタムは4ヶ月...