藻谷 俊介2月19日1 分設備投資受注 12月分図3Lで名目の民間設備投資を概観すると、工作機械受注(黄線)が底知れずの下落を続けている一方で、民間建設受注(緑線)は堅調な増加を続けており、最終的な設備投資(GDP統計における民間企業設備、赤線)は、両者の平均を取った横ばい的な推移となっている。ただし、実質では3四半
藻谷 俊介2月16日1 分第三次産業活動指数 12月分10-11月に連続して急落した当指数だが、12月は微かに反発。ただし、もともとぶれの小さい当社のX13AS季調では、前月比+0.1%の上昇に留まった(図2B青線)。戻っても薄弱だったことで、いよいよ屈折が明らかになってしまった格好である。前回の当レポートや、その後のWe
藻谷 俊介2月16日1 分10-12月期GDP一次速報7-9月期が2次速報から更に下方修正された上で、そこから10-12月期が更にマイナスという、弱り目に祟り目の内容。下表の青地部分が示すように、当社のSGRIモデルは発表値と同じ-0.1%だったが、遡及改定も含めれば-0.2%で、実際は更に弱かったことになる。
藻谷 俊介2月15日1 分PPI企業物価 1月分国内企業物価指数全体としてのリアルタイム・インフレ率は、1月は+1.5%まで回復(図2A)。昨年はエネルギー価格のアップダウンに沿って2度短いデフレに陥ったが、ほぼ10年平均に回帰した(図2C)。前年同月比に基づく左記事は、それを遅行しながらなぞっているので、今はまだゼロという認
藻谷 俊介2月8日1 分景気動向指数 12月分先行CI、一致CI、遅行CIの平均である12月の「総合CI」は、前月比+1.2%の110.7となった(図2A赤線)。11月は0.4ポイント上方修正されて109.5。TOPIXなど相場2系列を除くベースでは+1.3%となり(図2A青線)、そこからぶれの大きい鉱工業生産系の7系列
藻谷 俊介2月7日2 分消費関連統計 12月分7日午後発表の日銀消費活動指数(下記D)を待って発行した。12月はA、B、Dが前月比で大きくマイナス、Cだけが横ばいとなった。Cもリアルタイムではわずかにマイナスで、決して強いわけではない。先月までは趨勢的には横ばいに近い推移だったと言えたが、今月は4つのうち3つまでが明らかに下
藻谷 俊介2月7日1 分労働関連統計 12月分雇用の絶対「数」の動向を示す図2B青線、図2D青線、そして図2Eの「雇用三羽ガラス」は、季調前月比で2勝1敗で、先月と並ぶ。図2D、2Fの青線が示しているように、趨勢としては非正規雇用が弱くなっている。きまって支給される1人あたり給与(図2H)、特別に支払われた給与
藻谷 俊介1月31日1 分鉱工業生産 12月分12月の生産は当社季調では横ばいで、グラフの頭打ち傾向は続いている(図2B青線)。経産省季調での上昇(同赤線)は、いつものぶれであり、その分1月予想も急落となっている。相変わらず冴えない。それ以上に問題なのは、1-2月の予測線が大きく下がっていることだ(図2A赤線)。左
藻谷 俊介1月28日1 分CPI消費者物価指数 12-1月分1月の東京リアルタイムCPIは、一気にマイナス0.3%と情勢が急変(図2M)。生鮮を除くコアでも+0.8%で、更にエネルギーを除いてかつがつ+1.2%というところ。遅行する前年同月比(左記事、コア+1.6%、エネルギーを除く+3.1%)では、まだ強めに出ていることを認識する必要
藻谷 俊介1月25日2 分貿易統計 12月分先月までの輸出数量は腰折れと言うしかない状態で、唖然としたが、12月は多少切り返して転落を回避した(図2A青線)。内閣府季調では急激な改善に見えるが(同赤線)、来月は反動減が確実な大ぶれであり、現実的には当社季調の青線で考えて頂ければと思う。11頁で仕向地別の輸出数量を