藻谷 俊介2022年1月30日1 分CPI消費者物価 12-1月分当冊子のキーチャートである図2M黄線(図2Gを拡大したもの)は、1月は上昇した。結果として、そのモメンタムも反発した(図2H)。とは言え、まだ底入れを保証する何かがあるわけではない。CPIをインフレ方向に引っ張っているのは、食料とエネルギー。逆にデフレ方向に引っ張るのが通信料。
藻谷 俊介2022年1月13日1 分CPI消費者物価 11-12月分当冊子のキーチャートである図2M黄線(図2Gを拡大したもの)は、11月に多少下げ止まったが、12月はあえなく切り下げた。エネルギーを除けば1%デフレ(図2M黄線)、通信料を除けば2%インフレ(図6H青線)、どちらも含めれば高原状態(図2M青線)と言う構図には変化がない。
藻谷 俊介2021年12月9日1 分CPI消費者物価 10-11月分当冊子のキーチャートである図2M黄線(図2Gを拡大したもの)は、11月に多少下げ止まったが、デフレ圧力は続いている。唯一インフレ的であるエネルギーを加えた図2M青線であっても、夏場よりは低い。携帯通信料の下落とエネルギーの上昇が相殺し合って、都内の平均的家計では、騒がれたようなイ
藻谷 俊介2021年10月29日1 分CPI消費者物価 9-10月分当冊子のキーチャートである図2M黄線(図2Gを拡大したもの)は、10月に再び下落に転じ、方向感を得られないままである。今回は、またも通信料が大きく下げたことに加え(図4G)、暖かかったために冬物の価格も低迷したことが寄与している(図4E)。後者については、その後の寒さで反動が出る
藻谷 俊介2021年10月10日1 分CPI消費者物価 8-9月分改めて足元の具体的なインフレ率はどの位なのか。コアで言えば、図2Hの末端は年率0.8%程度。エネルギーや生鮮食料品も加えたベースでは、年率1.2%程度である。4頁の10大費目(東京)を見ると、末端が低下傾向なのは図4Fの保健医療と図4Gの交通通信の2つだけであり、前者は下落傾
藻谷 俊介2021年8月30日1 分CPI消費者物価 7-8月分基準年が改まって構成ウェイトも変わり、図2M黄線の線形は幾分変化したが、段差の位置は変わらない。ただ、改訂前と比べると携帯通信料値下げの段差が大きくなっていることに気付く。とは言え、段差の後のインフレ率が年率1%前後であることに変わりはない(図2H)。現在のCPIインフレ率は1%
藻谷 俊介2021年8月7日1 分CPI消費者物価 6-7月分当冊子のキーチャートである図2M黄線は、GoToキャンペーンによって昨年8~12月に一時的に下がったり、4月には携帯通信料の値下げがあったりして、極端な段差を何度も経験しており、底流のインフレ率が見えにくい。ましてやそれを前年同月比で見たのでは、何が起こっているのかまったく...
藻谷 俊介2021年6月27日1 分CPI消費者物価 5-6月分当冊子のキーチャートである図2M黄線は、GoToキャンペーンが表面的に作り出した物価下落がU字溝のようなデフレ谷を作ったり、4月に携帯通信料の値下げがあったりして、極端に上下しており、底流のインフレ率が見えにくい。 ただ、末端の5-6月部分が作り出している勾配は、図中に黄色...
藻谷 俊介2021年5月31日1 分CPI消費者物価 4-5月分当冊子のキーチャートである図2Mは、GoToキャンペーンが表面的に作り出した物価下落がU字溝のようなデフレ谷を作ったり、4月に携帯通信料の値下げがあったりして、極端に上下しており、底流のインフレ率が見えにくい。ただ、図中に黄色く架橋したように引いてある太線が示す年率0.3%...
藻谷 俊介2021年4月30日1 分CPI消費者物価 3-4月分前年同月比ではマイナスが続いているが、実際は年率+0.3%程度のインフレですよ、と言うのが先月号までのまとめだった。ところが4月の東京都区部のCPIは急落(図2H、M)。原因は、と探ると、図4Gが崖のように落ち込んでいて、要は携帯各社の新料金プランで一斉に通信費が下がったこ...
藻谷 俊介2021年3月28日1 分CPI消費者物価 2-3月分GoToキャンペーンが表面上作り出した物価下落がU字溝のようなデフレ谷を作って、本来の物価推移を見えにくくしているが、底流のインフレ率は年率0.3%程度という状態が今月も続いている。 図2M黄線の末端近くに架橋したように引いてある太線が本来の物価推移で、その下の黄線が作るU...
藻谷 俊介2021年2月26日1 分CPI消費者物価 1-2月分先月と同じ状況で、GoToキャンペーンが表面上作り出した物価下落がU字溝のような谷を作って、本来の物価推移を見えにくくしている。 図2M黄線の末端近くに架橋したように引いてある黒線が本来の物価推移で、その下の黄線が作るU字溝はGoToによる見かけ上の物価下落である。架橋線の...