藻谷 俊介2021年8月13日2 分PPI企業物価 7月分…これはクルマのスピードメーターに喩えると分かりやすい。前年同月比と言うのは、例えば1時間前と比べて何キロ移動したかで速度を計算するようなものだ(=1時間の平均速度)。それは12ヶ月前からの1年間の平均インフレ率を示しているに過ぎない。それではクルマは運転できない。なぜなら今こ
別府 浩一郎2021年8月12日2 分予想以上に改善進む米最広義失業率米国の最広義失業率は昨年3月8.8%だったものが翌4月には22.9%まで爆発的に悪化。昨年12月に11.7%とほぼ半減。直近7月は9.2%と予想以上のスピードで改善して来た。変異株による感染拡大の下でも昨年3月水準を下回るようであれば、テーパリングには追い風となる。
藻谷 俊介2021年8月11日1 分世界景気先行指数 7月分7月の世界景気先行指数(速報)は季調済前月比+0.4%の153.4で15ヶ月連続で増加(図4A)。6月は0.1ポイント上方修正の152.7だった。ペースは一段と低下してきた(図4C)。
藻谷 俊介2021年8月11日2 分6月の統計を概観して6月は、長期化した第3次緊急事態宣言(4/25~6/20)の効力が落ちて人流が戻った月であり、第4次(7/12~)はまだ始まっていないので、指標にはプラスになったものが比較的多い。
藻谷 俊介2021年8月10日1 分世界鉱工業生産 6月分6月の世界鉱工業生産(速報)は、季調前月比-0.3%(前年同月比+9.0%)131.8だった(図5A)。5月は0.1ポイント下方修正されて131.7であった。5月はインドの寄与が大きかったが、6月も今のところ微マイナスで、調整は否定しがたいものになった。
藻谷 俊介2021年8月9日1 分労働関連統計 6月分所得は12月の落ち込みから回復が続いてきたが、6月はボーナスで再び頓挫。一人あたりきまって支給の賃金は、少なくとも名目では横ばいだが(図2H)、ボーナス・一時金が凹んだので(図2J)、トータルの現金給与総額も折れた(図2G)。
藻谷 俊介2021年8月9日1 分消費関連統計 6月分6月はAはマイナスだが、B~Dはプラス。Eはまだ6月分が発表されていないが、恐らくプラスだろう。全体としては4~5月のマイナスから少し盛り返したところと言える。6月は3度目の緊急事態宣言の末期で、効力が落ちて人流が増えた月だった。ただ、これまでと同様にこうしたコロナによる月々のア
別府 浩一郎2021年8月8日1 分S&P500は反発し最高値更新。雇用統計堅調先週、S&P500指数は0.9%、DJIAは0.8%、Nasdaq指数は1.1%上昇。3指数とも過去最高値更新。山を越えた四半期業績発表ではS&P500種の9割近くがコンセンサス上回り、株価下支え。週末発表の7月非農業部門雇用者数も前月比94.3万人増と堅調。
別府 浩一郎2021年8月8日1 分Weekly Market Watch 定例図表陸運株指数の相対株価は2008年6月18日以来の水準に落ち込んだ(第13頁。グラフは2009年以降で作成)。新型コロナウイルス感染急拡大が改めて電鉄株の重石となり、SGHDなどの好調及ばず。
藻谷 俊介2021年8月7日1 分CPI消費者物価 6-7月分当冊子のキーチャートである図2M黄線は、GoToキャンペーンによって昨年8~12月に一時的に下がったり、4月には携帯通信料の値下げがあったりして、極端な段差を何度も経験しており、底流のインフレ率が見えにくい。ましてやそれを前年同月比で見たのでは、何が起こっているのかまったく...