藻谷 俊介3月19日1 分設備投資受注 1月分図3Lで名目の民間設備投資を概観すると、最終的な設備投資(GDP統計における民間企業設備、赤線)は、法人企業統計(青線)のTSMC工場建設などによる急上昇を受けて大きく上方修正されている(図2M)。しかし、工作機械受注(黄線)が底知れずの下落を続けている一方で、民間建設受注(
藻谷 俊介3月18日4 分米インフレ再加速シナリオ火曜日に2月の米CPIが発表された。全体としては、図Aが示すとおりで、おととしからの平均年率3.3%程度のインフレ・ゾーン(薄青線)にまだ収まっている。ただ図Aを拡大してみると分かるが、ゾーンの上限にはほぼ達しており、このまま加速するといよいよゾーンを離れて上に抜けてくる瀬戸際ま
別府 浩一郎3月18日2 分2025年の米株EPSS&P Dow Jones Indicesが先々週から発表の2025年EPSでは、S&P500種全体が14.1%増。ITセクターは17.2%増。後者の圧倒的優位性は薄らぐ。ただ、それで敬遠するにはまだ早いというタイミングだろう。
藻谷 俊介3月17日1 分第三次産業活動指数 1月分1月は当社のX13AS季調では、前月比+0.4%の上昇(図2B青線)。ただし、当社季調であれ、経産省季調であれ、下がった分の半戻しもできていない状況であり、昨年の好調だった軌道からの逸脱は否定できないものになった。インバウンド需要は1月も下げ足した(図4B~D)。ピーク
別府 浩一郎3月17日1 分S&P500は長期金利上昇受け小幅続落先週、S&P500指数は0.1%下落。ごく小幅続落。火曜発表の2月CPIはコアが前月比0.4%上昇(事前予想0.3%上昇)も、S&P500はITセクター主導で最高値更新。しかし、木曜発表の2月PPIが全体、コアとも市場予想を上回ると長期金利が上げ足を速め、株価は週末に向け失速。
藻谷 俊介3月16日1 分モデル週報世界長期金利は先週から7bp上昇して最近の利下げ先送り風潮と整合。世界株価は0.1合目下落してして6.0合目となった。主に日本株の下げによる。為替は先週までのドル独歩安から三通貨鼎立まで戻ってきた。
藻谷 俊介3月15日2 分1月の統計を概観して日本経済は秋頃まではある程度の堅調さを保っていたが、徐々に勢いを失い、11-12月になると明確に弱くなっていた。1月も下り坂は下り坂だが、地震やダイハツ問題にも係わらず加速して悪化する様子はなく、その点では一息つけた。1月の鉱工業生産は急落(図A青線)
藻谷 俊介3月13日1 分PPI企業物価 2月分国内企業物価指数全体としてのリアルタイム・インフレ率は、2月は+2.6%まで到達(図2A)。グラフも踊り場を脱出したような有様である。リアルタイム速度計は10年平均をはっきり上回る(図2C)。左記事が言うような補助金一巡の影響ではなく、後述する足元の国際資源エネルギー価格の上昇が
藻谷 俊介3月13日1 分労働関連統計 1月分雇用の絶対「数」の動向を示す図2B青線、図2D青線、そして図2Eの「雇用三羽ガラス」は、季調前月比で1勝2敗で、先月の2勝1敗から後退。じわりと弱くなってきた印象。
藻谷 俊介3月13日1 分消費関連統計 1月分1月はA、Dが前月比でプラス、B、Cがマイナスとなった。プラスとなった2つも、12月の大きなマイナスの後の小さなプラスなので、趨勢的にはマイナスだ。独り伸びていたBもピークアウトしてきており、良いデータは完全になくなっている。