藻谷 俊介2023年7月13日1 分景気動向指数 5月分先行CI、一致CI、遅行CIの平均である5月の「総合CI」は、前月比+0.5%の109.8となった(図2A赤線)。TOPIXなど相場2系列を除くベースでも+0.5%で(図2A青線)、そこからぶれの大きい鉱工業生産系の7系列を除いても+0.2%と、結果に大きな違いはなかった(図2A
藻谷 俊介2023年7月12日1 分世界鉱工業生産 5月分5月の世界鉱工業生産(データ59%収集時点)は、季調前月比+0.5%(前年同月比+1.8%)の139.4だった(図5A)。4月は1.5ポイント上方修正の140.9であった。遡及上方修正によって、図5Aは持ち上がり、再び踊り場脱出線形に戻った。先月号で一旦消えた踊り場脱出だが、やは
別府 浩一郎2023年7月12日2 分6月の生活意識・短観、中国家計マインド日銀「生活意識に関するアンケート調査」6月調査ではほぼ全てのDIが改善。例外的に、「過去1年暮らし向き」DIは「ゆとりがなくなってきた」超幅をごくわずかながら拡大。ゼロコロナ解除により本年第1四半期に一旦持ち直した中国家計マインドは、第2四半期、早々と悪化に転じた。
藻谷 俊介2023年7月10日2 分5月の統計を概観して先月号では、4月は勢いを落としたり、下方にぶれるグラフが多いものの、その度合いは軽微であり、回復の方向性に変わりはないと思われる、と述べた。5月も一気に反転とはならず、引き続き緩やかなスピードでの回復が続いている。5月の鉱工業生産はこの局面で初めて微マイナスとな
別府 浩一郎2023年7月9日1 分Weekly Market Watch 定例図表上昇モメンタムの乏しさが際立つ中国株(第23頁)。それを象徴するのが不動産株の長期低迷(第24頁)。週明け7月10日にはCSI300の不動産株指数が6月26日の4851ポイントを下回り、4846ポイントを記録した(レポートは7月9日付で、グラフは7月7日まで)。
別府 浩一郎2023年7月9日1 分製造業の前倒しの業況改善6月短観では大企業製造業の内外製品需給判断DIや製品在庫判断DIの悪化が続いたものの、業況判断DIは改善した。前回3月短観分析号で、筆者は9月以降の反転を予想したが、前倒しで実現した。大企業非製造業の業況サイクルはコロナ禍前の位置に復した。
別府 浩一郎2023年7月9日1 分S&P500は週初本年高値更新も週間では反落先週、S&P 500指数は1.2%、DJIAは2.0%、Nasdaq指数は0.9%下落。反落。S&P 500とNasdaqは週初、本年高値を小幅に更新するも、独立記念日後の週央以降は追加利上げを示唆する6月FOMC議事要旨や非常に強い6月ADP雇用統計を受け3日連続安。
藻谷 俊介2023年7月8日1 分モデル週報7月の世界株価は上昇したが合目は0.1低下して4.0合目。ここまでが速すぎたのでむしろ時間調整した方が良いかもしれない。世界長期金利は10bp上昇。為替モーメントは後半円高に。
藻谷 俊介2023年7月7日4 分日本のインフレ、その後3/28号で、日本のインフレを財とサービスに分けて分析した際に、日本はさしてインフレを心配する国ではなく、ともすればディスインフレが心配になる国であると述べた。 その根本的な体質が変わったかどうかは不明だが、その後の物価統計は割とインフレ率が高止まりする推移を示してきたので、一応
藻谷 俊介2023年7月3日1 分日銀短観 6月調査過去数回の調査では、全規模全産業と、そのうちの大企業製造業との方向の違いがどんどん拡大してきたが、前号での予想通り、今回は大企業製造業も大きく右上に折り返した(図B)。不況に行きかけたが、戻ったことになる。全体景気を示す全規模全産業は、更に右方向へ移動してゆっくりと好景気を周回