藻谷 俊介2020年7月3日3 分コロナ拾遺 510日前の前号では、第二波は可能性ではなく、もう始まっていることをグラフで警告した。今では読者にも同意して貰えるだろう。しかし、予想通り政治家は動かない。小池は投票日まではブレーキをかけないつもりらしく、自粛解除の時に決められたばかりの数値基準も続々と反故にされ、 ...
藻谷 俊介2020年6月23日7 分コロナ拾遺 4先進国で第二波的な増勢が見られているばかりか、残る大国インド、ブラジルも一旦は達成が視野に入ったフラット化から再び遠ざかり始めた。だが世界の政治家たちは、不人気な接触抑制政策に戻ることをもはや考えたくはないだろう。経済を止めないつもりなら、検査と追跡によって感染爆発が防げる...
藻谷 俊介2020年6月21日7 分ポスト・コロナよりもポスト・トランプでは?まさに題名の通りである。もし今の流れが続いてトランプ再選なしと言うことになったら、単純に考えてコロナ革命よりももっと大きなインパクトが経済、外交分野にもたらされるのではないかと言うことだ。反グローバル化の思想はトランプ以前にもあったとは言え、またオルバーン、ボウソナルなど世...
藻谷 俊介2020年6月16日2 分月例中国統計ウォッチ 5月分V字回復が広がる ほとんど季節調整されていない中国の統計を、すべて季節調整ベースで並べて観察するのが月例中国統計ウォッチである。4月はかなり強い数字が出る一方で、おや?と思う部分もあると述べたが、5月も回復は継続し、疑念は幾分薄らいだと言わざるを得ない。...
汨羅2020年5月1日2 分編集余録今回のウイルス禍では、いろんな人のいろんな発言に、怒ったり、悲しんだりしたが、一番呆気にとられたのは、最初に都市部で緊急事態宣言が出された時の、愛知県知事と京都府知事の対応だった。その頃(そして今も)、愛知県と京都府は比較的感染者の伸びが緩い状態だったので緊急事態宣言の対象...
藻谷 俊介2020年4月3日5 分4月中が目途か…志村けんの死去が起爆剤になったのか、SNSなどで回ってくる「頑張ろう」、「こうしよう」、「これはするな」発言が格段に増え、緊迫した、威圧感の強いものになってきた。空気の変化が読めず、お作法を守らない者は、容赦なく非難の言葉を浴びせられる。「非国民」が登場した戦時下のような雰囲気で