藻谷 俊介2021年10月15日7 分マクロ的には納得できないサプライチェーン問題「作りたくても作れない」が一部の真実だとしても、タイミング的に言うなら「作れなくて実はちょうど良かった」、「作っていたら在庫の山になっていた」と言うのが筆者の見立てとなる。
別府 浩一郎2021年10月10日1 分Weekly Market Watch 定例図表MSCI新興国株指数では新興欧州と新興ラテンの明暗が鮮明(第26頁)。前者の約7割を占めるロシア株は資源高で上昇加速(第27頁)。プーチンも高笑いしているんでしょうか?
藻谷 俊介2021年10月8日2 分8月の統計を概観して...しかし1ヶ月経っても中国経済の調整は止む様子がなく、国内でもいよいよピークアウトを予期させるようなグラフが現れてきたのが8月である。8月の鉱工業生産は大きく下がったばかりか、9-10月予測もマイナスとなって、実現すれば景気は後退期となるような線形(図A)。在庫率も久々の上昇
藻谷 俊介2021年10月7日1 分景気動向指数 8月分先行CI、一致CI、遅行CIの平均である8月の「総合CI」は、前月比-1.9%の96.0であった(図2A赤線)。7月は0.4ポイント上方修正されて97.9となっている。TOPIXなど相場2系列を除くベースでも-1.9%とマイナスだったが(図2A青線)、そこからぶれの大きい鉱工業生
別府 浩一郎2021年10月4日2 分業況サイクルにブレーキ業況判断DI実績値を横軸に、サプライズを縦軸に取ったのが業況サイクルのグラフ。「短観」9月調査では、製造業・非製造業の別、規模別、業種別を問わず、ほとんどでブレーキが掛かる形となった。
別府 浩一郎2021年10月3日1 分Weekly Market Watch 定例図表10月1日より日経平均株価の算出で、みなし額面が廃止され株価換算係数が導入されました。「新規採用銘柄のウェイトは1%を超えない」よう恣意的に係数が設定されるため、キーエンス、村田製、任天堂のウェイトは2.32%となりました。浮動株時価総額ベースの6.57%とは著しい乖離です。
藻谷 俊介2021年10月1日2 分日銀短観 9月調査別府式サイクルチャートは、大企業製造業(図B)、全規模全産業(図A)ともに旋回を継続した結果、「もはや意外感はない」の象限の下の方に近づき、特に図Aは悪くすれば「意外感を伴いながら悪化する」に入る可能性もあるような位置に達した。
藻谷 俊介2021年9月30日2 分鉱工業生産 8月分想像以上に悪い結果で、図2Aは予測も含めてついにピークアウト線形になってしまったし、図3Aは大きく「意図せざる」方向に悪化した。図3Cで予測のポツポツが上がり続け、赤線が下がり続けるなら典型的な天井であり、不況的になる可能性も考慮する必要がある。
藻谷 俊介2021年9月27日14 分政治問題としてのワクチン戦争今日はワクチンに関する考察の1つの示唆として、不思議な現象が一部の新興国で見られていることから話を始めよう。筆者がデータを毎日更新するウォッチリストに入っている国の中ではチリ、ブラジル、インドがそうなのだが、人流がコロナ以前の水準に戻っているのに、新規感染者数が増えていない新興国
別府 浩一郎2021年9月26日1 分Weekly Market Watch 定例図表「『選挙の顔にならない』切られた岸田氏、『勝てる』菅氏」。昨年9月3日付朝日新聞の記事見出しです。ジョークではありません。
別府 浩一郎2021年9月26日2 分9月FOMC後のFF金利予想カーブFF金利先物清算価格に基づくFF金利予想カーブは、9月3日に発表された8月雇用統計後の下振れを完全に埋め合わせ、7月2日発表の6月雇用統計後の予想カーブの上に位置することとなった。6月FOMC後の予想カーブと比較すると、2022年12月と2023年12月の値はほぼ同じである。