別府 浩一郎2022年5月29日1 分Weekly Market Watch 定例図表先週は世界的に金利上昇一服、株価反発となりましたが、我が国の場合、債券市場の機能は強く抑圧され、ほとんど動きが無い状態が継続。株式市場も、目先はともかく、長い目で見ればダイナミズムが失われる過程にあることは変わりないと思われます。
藻谷 俊介2022年5月27日7 分コロナウイルスはもう忘れてしまって良いのか一時期は頻繁に発行していた「コロナ拾遺」だが、しばらく出してしていない理由を読者に問われることがある。実際の筆者は毎朝、相も変わらず新しいデータの入力を続けており、その主な部分は毎週のモデル週報で読者の一部に公開している。毎朝入力していて一番変わったと思うのは、各国当局の数字に対
別府 浩一郎2022年5月22日1 分Weekly Market Watch 定例図表わずか135の主要銘柄だけを対象としたランキングとはなりますが、2月18日から5月20日までの過去13週下落率上位には、資生堂、ニトリHD、キッコーマン、ZHD、スズキ、楽天Gなど、理由はそれぞれながら消費関連が名を連ねます(第17頁)。
別府 浩一郎2022年5月22日2 分広がる調整の裾野米国株あるいは米国経済の調整は、いわゆる「GAFAM」などIT関連から小売、住宅など調整の裾野を広げている。メディアでは「歴史的米株安」という文字も躍るが、金融ストレス指数やITセクター相対株価の動きを見る限り、今はまだ「粛々たる調整」の域にある。
藻谷 俊介2022年5月19日2 分月例中国統計ウォッチ 4月分感染急増によるマイナスが一部で一段と深く ほとんど季節調整されていない中国の統計を、春節補正の季節調整ベースで並べて観察するのが月例中国統計ウォッチである。先月号では多くのグラフが折れてしまったが、いずれも大きなものではなかった。ただ、4月になると、一部で崖のような急落を示すもの
藻谷 俊介2022年5月18日1 分1-3月期GDP一次速報下表が示すように10-12月期の遡及下方修正(B)が0.2%(年率-0.7%)分もあったので、昨日までの予測対比での実際のマイナス成長は0.4%(年率-1.7%)であり、年率-1.8%の市場予測はほぼ的中していた(当社予測は楽観的だった)。前の四半期が下がったので、今期の下げ幅が
藻谷 俊介2022年5月15日1 分景気動向指数 3月分先行CI、一致CI、遅行CIの平均である3月の「総合CI」は、前月比+0.6%の97.9であった(図2A赤線)。2月は0.3ポイント下方修正され97.3となっている。TOPIXなど相場2系列を除くベースでは+0.4%(図2A青線)、そこからぶれの大きい鉱工業生産系の7系列を除いて
別府 浩一郎2022年5月15日1 分Weekly Market Watch 定例図表「各国債利回り」(旧「主要国国債利回り」)でチェコ、ポーランド、ハンガリーなど追加(第29頁)。ロシアによるウクライナ侵攻の影響を身近に受ける国々であり、エネルギーを中心とする物価高→金利上昇加速の構図が色濃く見られます。
藻谷 俊介2022年5月13日2 分3月の統計を概観して先月号では、はっきりと悪化に転じた統計は見当たらないことを指摘したが、3月もウクライナ戦争や商品インフレを考慮すれば意外なほどに、多くの統計が改善した。特に、図A赤線が示す生産予測値(計画値)は更なる上昇を示唆し、同時に計画未達幅(図B)も縮小が
藻谷 俊介2022年5月10日1 分CPI消費者物価 3-4月分先月号では、「インフレがいよいよ懼れられているが、G17レポートで示したように、ここまでのインフレ率の最大1.5倍程度が想定できるので、2×1.5=3%インフレあたりが当面の目安となると思う。円安の加速などがあれば、多少増える可能性もあるが、今の段階では見たこともないインフレには
別府 浩一郎2022年5月10日2 分極端な低迷続く米中小企業マインド米国中小企業サーベイで筆者が最重要視する経済全般見通しDIは1ポイント低下の-50。「事業拡大の好機」と考える企業の比率は4%と、いずれも極めて低水準。相対的には圧倒的に有利な立場にあるはずの米巨大企業にとっても高インフレは逆風となっていることがS&P500種EPS予想で窺える。
別府 浩一郎2022年5月8日1 分Weekly Market Watch 定例図表米国のNetflix株は昨年11月高値から直近安値まで75%下落。日本株の中の代表的な値嵩株においても、その相対株価は急落後の小康状態からダメ押しの下げに向かう機運が感じられるものがあります(主要銘柄相対株価は第20~23頁に掲載)。