藻谷 俊介2022年12月13日1 分PPI企業物価 11月分先月号で、契約通貨ベースではデフレに転換していること、つまり円ベースでのインフレが秋の追加的な円安の効果であることを述べたが、11月はいよいよ円ベースでも輸出入物価が下落に転じた(図5C~D)。世界平均としてのPPIインフレが、早々と正常化していたことは、何度も書いてきたとおり
藻谷 俊介2022年12月11日1 分モデル週報今週もモデルは小動きながら、先週より少しリスクオフとなった。日本のワクチン週間新規接種者数はピークアウトしたが、それでも諸国の中では唯一高い接種意欲を感じさせる。ただ閾値のクロスにはもう少し時間が掛かりそうである(7頁)。
別府 浩一郎2022年12月11日1 分S&P500は3週ぶり反落先週、S&P500指数は3.4%下落。3週ぶり反落。11月ISM非製造業指数が前月比2.1ポイント上昇の56.5(事前予想53.5)、11月コアPPI前月比0.4%上昇(同0.2%上昇)で政策金利の高止まり長期化を警戒。
別府 浩一郎2022年12月11日1 分Weekly Market Watch 定例図表「日銀短観」で、大企業・製造業の輸出企業の22年度想定ドルレートは、本年3月調査111.01円、6月調査116.59円、9月調査122.73円と推移。今週、12月調査の結果発表。日銀に振り回され、来年度は一段と想定に苦慮か。
藻谷 俊介2022年12月8日2 分景気動向指数 10月分先行CI、一致CI、遅行CIの平均である10月の「総合CI」は、前月比+0.1%の99.43となった(図2A赤線)。9月は0.3ポイント上方修正で99.37だった。TOPIXなど相場2系列を除くベースでも+0.1%だったが(図2A青線)、そこからぶれの大きい鉱工業生産系の7系列を
藻谷 俊介2022年12月8日2 分10月の統計を概観して先月号では、まだ景気に腰折れ感はないと述べた。1ヶ月を経て多少微妙にはなっているが、実質消費が比較的堅調であるため、これでピークアウトと言えるほど悪化した統計が出揃ってきたわけではない。ピークアウトか、踊り場か、となれば今は踊り場の公算の方が高いと考えて
藻谷 俊介2022年12月7日1 分労働関連統計 10月分9月は上向くグラフが多かったが、10月は再び調整。ただそれでも趨勢として下がっているものはまだ少ない。 雇用(人数): 異なる統計の、往々にして異なる結論を、恣意性なしで単純な星取り表として考えるのがここでのポイント。雇用の絶対「数」の動向を示す図2B青線、図2D青線、そして図2
藻谷 俊介2022年12月7日1 分消費関連統計 10月分9月にA~Dが揃ってプラスに戻った後、10月にBはプラスを継続し、AとCは若干マイナスとなったがトレンドはプラスを維持している。名目統計であるBを当社で実質化した図5Mもプラスを維持。リアルタイム実質で消費がまずまず伸びている日本の実状には変化がない。2頁の10大費目のグラフ
別府 浩一郎2022年12月7日2 分低所得層で一段と増した物価高の圧迫感「消費動向調査」11月調査で1年後の物価見通しを「10%以上上昇」と回答した比率を見ると、高所得層ではピーク30%弱から若干後退気味であるのに対し、一般世帯「300万円未満」世帯は34.8%、単身世帯「300万円未満」世帯は同32.8%と、過去最高を更新ないしそれに並ぶ。
藻谷 俊介2022年12月4日1 分モデル週報12月の世界株価は3.7合目でスタート、世界長期金利は前月比14bpマイナス。ただし全体としては小動きが続いていて方向感がない。オミクロン対応ワクチンの接種が進んでおり、モデルの閾値が上昇して徐々にピークアウトに向かいつつあるように見える。