藻谷 俊介2022年11月15日1 分PPI企業物価 10月分「衰えぬ物価高」と言われているが、実際は円安で再加速しているだけである。そのことは、図2C~Dの波形に明らかであると同時に、図5C~Dにおいて契約通貨ベースではデフレに転換しており、円ベースでの再上昇が完全に為替効果であることが示している。世界平均としては、もうPPIインフレは正
別府 浩一郎2022年11月14日2 分米国CPIと消費者インフレ予想の逆行先週木曜発表の10月米国CPIは前年比、前月比とも市場予想を下回る上昇率となり、利上げ減速期待が再燃。翌金曜発表のミシガン大調べ消費者インフレ予想では、今後1年予想インフレ率11月速報値が5.1%と、9月4.7%、10月5.0%から切り上がっている。
藻谷 俊介2022年11月13日1 分モデル週報世界株価は2.8合目まで上昇し、世界長期金利は先月から10bp低下した。2月末のウクライナ侵攻から8ヶ月。筆者の想定より数ヶ月遅れはしたが、当座のインフレサイクルは織り込まれたような展開の相場である。コロナ感染者数の伸びは強いが、徐々に低下している。
別府 浩一郎2022年11月13日1 分S&P500は10月CPI好感し大幅反発先週、S&P500指数は5.9%上昇。大幅反発。火曜実施の中間選挙で共和党が伸び悩んだことを受け、水曜は2.1%下落。しかし、翌木曜発表の10月CPIが上昇鈍化し、利上げ減速期待が再燃。ハイテク中心に5.5%急上昇。
別府 浩一郎2022年11月13日1 分Weekly Market Watch 定例図表アジア株も全体底入れの動きの中、中国株の戻りは相対的に鈍い(第24頁)。10月の人民元貸出残高前年比は事業会社向け13.8%増(9月は13.7%増)。家計向け6.6%増(同7.3%増)。後者は鈍化傾向が続いており、Datastreamで遡及可能な2006年以降の最低を更新中。
藻谷 俊介2022年11月11日2 分9月の統計を概観して先月号では、予測指数通りに電子部品デバイス工業において大規模な減産が実行されたが、それは全体に大きな傷跡を残さなかったことを述べた。9月もそこからまずまずの改善を示した指標が多く、まだ景気に腰折れ感はないと言って良い。 9月の鉱工業生産は、当社季調ベースでは増
藻谷 俊介2022年11月10日7 分中間選挙に思う日本の総選挙では長く選挙区ごとのデータを蓄積してきた筆者だが、アメリカではそれを行っていない。今からでは時既に遅しであるし、マンパワー的にも無理である。それを逆手にとって、筆者の米選挙観察メソッドは4-5年前からツイッター・ベースになっている。日本語の報道は二次的なのでもちろんま
藻谷 俊介2022年11月7日1 分モデル週報世界長期金利の頭打ち感はますます強くなる一方、世界株価は1.9合目に達した。為替も方向感がない。すったもんだはあったが、然るべき方向へ市場は今一度動き出したようである。Google Mobilityは11/15で突然打ち切りになり、遅行を含めても使えなくなったため、都営地下鉄乗車
別府 浩一郎2022年11月6日1 分S&P500は主力ハイテク中心に3週ぶり反落先週、S&P500指数は3.3%下落。3週ぶり反落。FOMCでは4回連続となる0.75%利上げ。会合後の記者会見でFRB議長が政策金利の到達点が従来予想より高くなる可能性を示唆。主力ハイテク中心に下押す。
別府 浩一郎2022年11月6日1 分Weekly Market Watch 定例図表TOPIXを東証プライム市場の予想PERで割って簡便的に得たTOPIXの予想EPSは、ごく緩やかながらも上昇基調を維持(第14頁)。ウィズコロナと大幅円安が大企業全体にとってはプラス効果が勝ることの証左ではあります。