藻谷 俊介2022年8月31日6 分アメリカだけインフレが収まらない不思議露軍ウクライナ侵攻以来の筆者の分析は、以下のように流れた。①資源インフレ率は瞬間的に高かったがすぐに低下しており、川下(PPI、CPI)も追って沈静化するはず。②だとすれば、金融引き締めが延々と続くことはない。③そのため、円安もどこかで止まる。④各国の実物経済もインフレ下で右上が
藻谷 俊介2022年8月29日1 分CPI消費者物価 7-8月分速度計が示す東京のリアルタイム・インフレ率は、8月も下がって年率3.1%となった(図2H)。1ヶ月発表が遅い日本全国は、7月で年率3.1%である(図2D)。 昨年から「生鮮食品と通信を除く」ベースでリアルタイム・インフレ率を測定してきた。大きなスマホ通信料値下げで、価格指数が歪ん
別府 浩一郎2022年8月28日1 分Weekly Market Watch 定例図表投資部門別13週累積買越額を見ると(第7頁)、今月央までの戻りでは、海外投資家はあくまでも先物主体の買い。個人は売越しで上手く逃げて、株価が大幅に下がればまた買い転換となることが見込まれます。信用買残は年初から漸減傾向。
別府 浩一郎2022年8月28日1 分S&P500はFRB議長発言受け大幅続落先週、S&P500指数は4.0%大幅続落。S&P500はTノート10年物利回りが約1ヵ月ぶりに3%台に乗せた月曜に2.1%安。FRB議長がジャクソンホール会議でインフレ抑制優先の姿勢を示した金曜に3.4%一段安。エネルギーセクターのみ逆行高。
別府 浩一郎2022年8月28日2 分引き締めの米国と緩和の中国先週初め、中国人民銀行は期間1年および期間5年超のローンプライムレートを引き下げた。後者は鈍化が著しい家計向け貸出残高のテコ入れを企図している。しかし、米中貿易摩擦から始まり現在のゼロコロナ政策の下で一段と委縮する家計マインドの下、どれほど効果を持つか疑問はある。
藻谷 俊介2022年8月27日1 分モデル週報世界長期金利は先週と同じ、世界株価は若干低下した。Fedがこの段階で早々と原則を変更する必要はなく、重要なのはインフレ率が低下するという現象の方である。そうなればFedも後からついてくる。彼らは予言者ではない。政策重視ではなく、事実重視で考えたい。日本の新規感染者数はほぼ11頁モ
藻谷 俊介2022年8月26日1 分世界インフレ率 7月分7月の世界CPIインフレ率は、リアルタイム(直近3ヶ月区間の平均伸び率の年率換算値)で5.9%に低下(4月9.4%、5月9.2%、6月7.5%、図4A、D)。PPIインフレ率も低下し、リアルタイムでついに年率4.5%(4月15.0%、5月13.8%、6月9.5%、図7A、C)まで
別府 浩一郎2022年8月25日1 分家計マインド季報(2022年夏)「景気ウォッチャー調査」は第7波でも律儀に悪化。9月以降、第7波のピークアウト、 水際対策の漸進的緩和で持ち直しか。「消費動向調査」の消費者態度指数は大幅に悪化。物価高が「暮らし向き」、「耐久消費財の買い時判断」 を押し下げ。高所得世帯は「収入の増え方」の悪化が極めて限定的。
別府 浩一郎2022年8月21日1 分S&P500は週末の金利上昇受け5週ぶり反落先週、S&P500指数は1.2%下落。5週ぶり反落。木曜までは先々週末比ほぼ横這いも、金曜に独7月PPI前月比5.3%上昇を受け長期金利が急騰。S&P500も1.3%安。
別府 浩一郎2022年8月21日1 分Weekly Market Watch 定例図表7月上旬以降、主要国・新興アジアの中で唯一、株価が逆行安となっている中国は、1年、5年超のローン・プライム・レートを週明け月曜に同時引き下げ(当レポートは日曜日付け発行です)。後者は住宅ローン金利の目安となるもの。鈍化する家計向け貸出残高のテコ入れとなるかは微妙。