藻谷 俊介2022年7月13日2 分5月の統計を概観して鉱工業生産は下がったが、内需は拡大続く 過去2ヶ月、ウクライナ戦争や商品インフレを考慮すれば意外なほどに多くの統計が改善してきたことを述べ、心配事ばかり語られる裏で、経済指標は続々改善していることが過小評価されている気がすると結んだ。5月は鉱工業生産が、恐らくは中国のロックダウン
藻谷 俊介2022年7月12日1 分PPI企業物価 6月分今月もリアルタイム・インフレ率は、順調に低下してきた(図2C~D)。末端は、総合で8.2%、エネルギーを除くベースで7.1%となっている。前年同月比インフレ率は、リアルタイム・インフレ率を追って後から下がってくるので、リアルタイム・インフレ率が計算できれば、もう気にする必要はない
藻谷 俊介2022年7月12日7 分元首相の弔い合戦ではなかった参院選長年の読者ならご存じの通り、国政選挙の度に筆者は数値分析のレポートを出している。各選挙区の得票数を、候補の顔ぶれや経歴を見ながらインプットして、取り敢えず次頁以降の2枚のテーブルを作って日本の政党政治の構造変化を捉えつつ、各区個別の情勢にも目配りするのがその目的だ。300も選挙区
藻谷 俊介2022年7月12日1 分景気動向指数 5月分先行CI、一致CI、遅行CIの平均である5月の「総合CI」は、前月比-1.1%の97.6であった(図2A赤線)。4月は0.1ポイント下方修正され98.7となっている。TOPIXなど相場2系列を除くベースでも-1.0%だったが(図2A青線)、そこからぶれの大きい鉱工業生産系の7系列
藻谷 俊介2022年7月12日1 分消費関連統計 5月分5月はCだけ微かなマイナスとなったが、趨勢としては3~4月に続いてA~Dが揃ってプラスだったと言って良いだろう。B.以外は実質統計であり、ウクライナ戦争やそれによる物価上昇にもかかわらず、改善が続いていることは朗報である。また、名目統計であるB.については、当社で実質化した図5L
藻谷 俊介2022年7月12日1 分設備投資受注 5月分先月号で予想した通り、右図には大きな反動減が出た。とは言え、均してみれば引き続き上昇が続いていることに疑いはない。筆者はこの間、継続的に設備投資に強気であり、出遅れた国内勢にはまだやり残しがあると考えている。6月まで入った図3Jは、その思いを強くさせる。ただ、図3Kの外国勢のよう
別府 浩一郎2022年7月11日2 分沈静化と程遠い米住宅価格米雇用市場の沈静化はごく緩やかに進みそうだが、問題は住宅価格だ。住宅建設や住宅販売は明確に鈍化しているのに対し、住宅価格は騰勢を維持している。Freddie Mac住宅価格指数は5月まで5ヵ月続けて前月比1.5%超の上昇と、沈静化とは程遠い。
藻谷 俊介2022年7月10日1 分モデル週報小動きながら世界株価が上昇し、世界長期金利が低下するという、良好な展開になった。日本、中国、韓国ではコロナ患者が急増。日本は新規が10倍になるのに20日かからなくなっている。
別府 浩一郎2022年7月10日1 分Weekly Market Watch 定例図表2020年の第4四半期をピークに下落傾向にあったMid Growth、Small Growthの相対株価が足元で反発傾向(第5頁)。Top Growthには調整色が残る中、あや戻しの動きなのか否か興味深いものがあります。
別府 浩一郎2022年7月10日1 分S&P500はグロース株中心に反発先週、S&P500指数は1.9%、DJIAは0.8%、Nasdaq指数は4.6%上昇。先月まで急落のグロース株中心に買い戻され、S&P500は反発。水曜公表の6月FOMC議事要旨ではインフレ抑制のため積極的引き締めの必要性を強調も、想定の範囲内で株価への影響は無し。
別府 浩一郎2022年7月10日1 分家計マインドと企業マインドの落差日銀「生活意識に関するアンケート調査」では「過去1年暮らし向き」で「ゆとりが無くなってきた」要因として「物価上昇」の比率は21年3月33.0%から今回78.9%まで急上昇。「日銀短観」では非製造業の業況サイクルが右上方向へシフト。製造業は全体としては限定的な悪化だった。