藻谷 俊介2022年6月30日7 分インフレの実尺市場ではインフレをめぐって引き続き様々な議論や憶測が展開されている。巷のインフレ論の最大の問題は、インフレの大きさや時間軸の数値化などよりも、例えばFedの予測利上げ回数と上げ幅だけが、毎月サッカーの試合のように観戦され、多く論評されていることだろう。これに対して筆者は、ウクライ
別府 浩一郎2022年6月30日1 分日・米・ユーロ圏の6月消費者マインド日・米・ユーロ圏の6月消費者マインドは、いずれも物価上昇により下押した。うち、ユーロ圏の消費者信頼感指数は前月比2.4ポイント低下の-23.6で、コロナ禍ボトムの2020年4月-24.5に迫った。過去1年・今後1年資金繰りDIはいずれもコロナ禍ボトムを下回った。
藻谷 俊介2022年6月26日1 分モデル週報先週と逆で、世界長期金利が下落、世界株価は上昇。動きの幅は劇的ではないが、世界株価は3.4合目まで回復して、5月と並んだ。市場心理はまだ不安を脱していないが、マクロ経済指標はインフレをいなして安定しており、インフレの沈静化を待つ余裕があると筆者は考えている。先週のモデル予想通り、
別府 浩一郎2022年6月26日1 分Weekly Market Watch 定例図表先週木曜日の保険相対株価109.8(対TOPIX、2009年末=100)は2010年4月23日の109.3を上回り、2009年8月12日以来の水準(第13頁。グラフは2010年以降)。銀行、証券の相対株価と好対照。特に後者の低迷は深刻。
別府 浩一郎2022年6月26日1 分S&P500は4週ぶり大幅反発先週、S&P500指数は6.4%、DJIAは5.4%、Nasdaq指数は7.5%上昇。S&P500は4週ぶり反発。5%超の急落が2週続いた後の反動と急激な金利先高観の一服で大幅高。5月27日に終わった週の上昇(6.8%高)と似た構図。
藻谷 俊介2022年6月22日1 分第三次産業活動指数 4月分当社のX13AS季調では、3月は前月比+0.6%の98.8だった(図2A)。3月は0.3ポイント上方修正の98.2だった。 3月あたりからレンジを上抜けると予測していたが外れ、4月にようやくそれらしくなってきた。これは日本にもようやく訪れつつあるコロナ明けで、雇用、消費、設備投資
藻谷 俊介2022年6月22日1 分設備投資受注 4月分これまでの号で、国内勢は設備投資に出遅れてきたので、まだ投資意欲が強いと述べてきた筆者としては、驚かない内容だった。ぶれの少ない当社季調で見ても大きめの伸びであるから、確かに伸びたには違いない(図2C)。ただ、この統計にはプロジェクトもので大きな計上がある月もあり、大きな伸びが翌
藻谷 俊介2022年6月21日1 分貿易統計 5月分5月の輸出数量指数は、当社季調では単月でマイナス(図2A青線)。平滑化した図2Cで見ると横ばいが続いており、方向としては特段の悪化ではないものの、少し低調な印象を受ける。もちろんインフレなので金額では輸出の急増が続いている(図2D)。ただそれは価格上昇によるもので、数量は増えてい
藻谷 俊介2022年6月21日1 分世界インフレ率 5月分5月の世界CPIインフレ率は、リアルタイム(直近3ヶ月区間の平均伸び率の年率換算値)で8.9%に低下(4月は9.5%、図4A、D)。PPIインフレ率も低下し、リアルタイムで年率13.6%(4月は15.8%、図7A、C)。早ければ5月と予想した通り、川上の図8J~Kに表れていたイン
別府 浩一郎2022年6月20日1 分米国資産価格の現在位置歴史的インフレを抑え込むため、FRBは急激な政策金利の引き上げを余儀なくされている。同時にこれは行き過ぎた資産価格上昇の是正過程でもある。ストック・フロー・レシオを横軸に、最広義失業率U-6を縦軸とするXYグラフ上で、左やや上方向へシフトした。