藻谷 俊介2022年5月15日1 分景気動向指数 3月分先行CI、一致CI、遅行CIの平均である3月の「総合CI」は、前月比+0.6%の97.9であった(図2A赤線)。2月は0.3ポイント下方修正され97.3となっている。TOPIXなど相場2系列を除くベースでは+0.4%(図2A青線)、そこからぶれの大きい鉱工業生産系の7系列を除いて
藻谷 俊介2022年5月15日1 分消費関連統計 3月分3月はA~Dが揃ってプラスだった。B.以外は実質統計であり、ウクライナ戦争やそれによる物価上昇にもかかわらず、3月に反発したことは朗報である。また、名目統計であるB.については、当社で実質化した図5Lもまたプラスであったことを報告しておく。インフレで名目が伸びるのは当然であり、実
別府 浩一郎2022年5月15日1 分Weekly Market Watch 定例図表「各国債利回り」(旧「主要国国債利回り」)でチェコ、ポーランド、ハンガリーなど追加(第29頁)。ロシアによるウクライナ侵攻の影響を身近に受ける国々であり、エネルギーを中心とする物価高→金利上昇加速の構図が色濃く見られます。
別府 浩一郎2022年5月15日1 分S&P500は6週続落。週末は反発先週、S&P500指数は2.4%、DJIAは2.1%、Nasdaq指数は2.8%下落。S&P500は6週続落。10年物利回りが一時3.2%台まで上昇した月曜にS&P500は3.2%安。信用買い方の投げで週央一段安も、金曜は一転2.3%高。
藻谷 俊介2022年5月14日1 分モデル週報マーケットは先週対比でほぼ動かず、取り敢えずリスクオフ的雰囲気が加速することはなかった。円安も一服。ただ国内のコロナ感染者は再び増加傾向にあることがはっきりしてきた。従来用いてきた人流指標である「交通機関」では、これをうまく説明できないため、新モデルとして「ショッピング・遊興施設
藻谷 俊介2022年5月13日2 分3月の統計を概観して先月号では、はっきりと悪化に転じた統計は見当たらないことを指摘したが、3月もウクライナ戦争や商品インフレを考慮すれば意外なほどに、多くの統計が改善した。特に、図A赤線が示す生産予測値(計画値)は更なる上昇を示唆し、同時に計画未達幅(図B)も縮小が
藻谷 俊介2022年5月10日1 分CPI消費者物価 3-4月分先月号では、「インフレがいよいよ懼れられているが、G17レポートで示したように、ここまでのインフレ率の最大1.5倍程度が想定できるので、2×1.5=3%インフレあたりが当面の目安となると思う。円安の加速などがあれば、多少増える可能性もあるが、今の段階では見たこともないインフレには
別府 浩一郎2022年5月10日2 分極端な低迷続く米中小企業マインド米国中小企業サーベイで筆者が最重要視する経済全般見通しDIは1ポイント低下の-50。「事業拡大の好機」と考える企業の比率は4%と、いずれも極めて低水準。相対的には圧倒的に有利な立場にあるはずの米巨大企業にとっても高インフレは逆風となっていることがS&P500種EPS予想で窺える。
藻谷 俊介2022年5月9日1 分モデル週報5月に入って世界長期金利は一段と上昇し、世界株価は3.2合目まで下がった。ここまで下がるとリセッションの織り込みを疑わなくてはならないが、今のところの経済データは、EcoShotなどで既報の通り、思ったよりは悪くなっていない。近年は金利上昇という一点から株価が見られがちだが、中国
別府 浩一郎2022年5月8日1 分Weekly Market Watch 定例図表米国のNetflix株は昨年11月高値から直近安値まで75%下落。日本株の中の代表的な値嵩株においても、その相対株価は急落後の小康状態からダメ押しの下げに向かう機運が感じられるものがあります(主要銘柄相対株価は第20~23頁に掲載)。