藻谷 俊介2022年3月31日1 分鉱工業生産 2月分当社季調では前月比プラス0.8%で、発表値よりはかなり強いが、図2Bに表れているように、流れ対比では弱々しい。とは言え、先月は一旦横ばいになってしまった向こう2ヶ月の生産計画が、再び右上がりに戻ったことは、弱いながらも増産の継続を示唆している(図2A赤線)。今月は戻りの第一歩が示
別府 浩一郎2022年3月31日2 分ウクライナ戦争とユーロ圏家計マインド3月のユーロ圏景況感では、ウクライナ戦争の影響が消費者信頼感指数に大きく表れた。同指数は前月比9.9ポイント悪化。コロナ禍直後の20年4月10.5ポイント悪化に匹敵する。
藻谷 俊介2022年3月28日9 分「弱いロシア軍」がもたらす変化ここまでのウクライナ戦争の経緯を振り返って、戦線の帰趨を決定した最も重要なファクターは「弱いロシア軍」であったと筆者は思う。確かにウクライナ人も勇敢だったが、相手が強ければこうは行かない。筆者は2/24号、3/8号を通して、ウクライナ、ロシアの深い民族的繋がりからロシア軍兵士の士
別府 浩一郎2022年3月27日1 分S&P500は続伸。エネ株高く、住宅関連安い先週、S&P500指数は1.8%上昇と続伸。先々週、1バレル95ドルまで下げたWTI先物が110ドル台回復し、エネルギー株が7%大幅上昇。金利上昇が加速するもハイテク株確り。ただ、住宅建設、住宅関連用品小売はいずれも9%安。
別府 浩一郎2022年3月27日1 分Weekly Market Watch 定例図表「日本・米国・ユーロ圏セクター別騰落率」(第2・3頁)で、従来割愛して来た日本のエネルギーセクターを掲載。ただし、浮動株時価総額ウェイトは0.8%で、米国3.7%、ユーロ圏4.2%に比べ小さい(数値はいずれも2022年2月末)。商社は資本財セクターに分類されている。
藻谷 俊介2022年3月26日1 分モデル週報世界長期金利と世界株価の若干の上昇はあったが、動きは鈍くなってきた。取り敢えずの楽観は織り込んだが、むしろNATOの関与は多少なりとも強まらざるを得なくなってきたことで、このまま露宇を一定のコストを払ってデカップルして、こちら側は経済成長を継続、と言うような道筋はまだ描けない。
藻谷 俊介2022年3月25日2 分CPI消費者物価 2-3月分インフレがいよいよ懼れられている。ただそこで重要なのは、今のインフレ率がいくらかと言うことを正しく把握しておくことである。それなくしては追加的なインフレが何%と言っても意味がない。これまでは底流インフレを見る図2M黄線をキーチャートにしてきたが、目下の戦争がもたらす生活における
藻谷 俊介2022年3月24日1 分世界インフレ率 2月分2月の世界CPIインフレ率は続落。3ヶ月スパンのリアルタイム・インフレ率は3.9%に下がり、平均インフレ率とほぼ同じ(図4D)。PPIインフレ率は若干上昇したが、まだ低い(図7C)。マネーサプライも予想外に早く正常化して(図13C)、インフレ第2波は収束したが、既に商品相場にはロ
別府 浩一郎2022年3月22日2 分超緩和相場の名残り株式相場の戻りの理由として、「まだ超緩和相場の名残りの中に居る」ということもあるかも知れない。FRBのタカ派姿勢は第一義的には高インフレの抑制が目的だが、同時に、資産価格の行き過ぎた上昇スピードを均すこともあるはずだ。その効果は現時点ではまだ弱いということだろう。