藻谷 俊介2022年2月28日2 分鉱工業生産 1月分2ヶ月連続のマイナスで、再び減産トレンドに転換してしまった懸念も覗いたが、2-3月の予測はこれ以上のマイナスを示しておらず(図2A赤線)、長期的なものではないだろう。新聞の特性として一番影響したセクターだけを記事にすることがあるが、3頁のグラフ赤線を見れば分かるように、鉄鋼、化
別府 浩一郎2022年2月27日1 分Weekly Market Watch 定例図表新興国株式では、中国株・韓国株が底入れを模索しつつあったところ、ウクライナ情勢によって頭を押さえられる(第27頁)。ロシア株の大暴落はいわずもがな。
別府 浩一郎2022年2月27日2 分米国株の予想と現実昨年12月中旬回答の日経ヴェリタス紙アンケートでは、2022年のDJIA高値・安値を「38500ドル・32500ドル」とした。これは形式的なもので、S&P500指数の高値・安値予想「5000・4250」を回答時のDS倍率でDJIAに換算したものだ。無論、ウクライナ情勢は・・・
別府 浩一郎2022年2月27日1 分S&P500は露軍侵攻後買い戻され3週ぶり上昇先週、S&P500指数は3週ぶり反発。ウクライナ情勢への懸念から火曜に最高値からの下落率が10%を超え、侵攻が開始された木曜には一時14.2%に達した。その後、急速に買い戻され、木曜安値から6.6%上、先々週末値からは0.8%上の水準で週を終える。
藻谷 俊介2022年2月26日1 分モデル週報ウクライナの存在はここまで小さかったのかと思うほど、株式相場の谷は短期間で収束してしまった(少なくとも一旦は)。世界大戦のようなリスクはないと判断されたのだろう。ただ、インフレの影響などが後々どれだけ業績、消費を圧迫するかはまだ織り込まれていないと考えるべきだろう。コロナ関連では
藻谷 俊介2022年2月24日8 分За Україну ウクライナに捧ぐ長年の読者から、ウクライナのことは書かないのかと尋ねられていた。筆者は大学受験の頃にたまたま「罪と罰」を読んでいたせいで、第二外国語にはロシア語を選択した。若い頃に東欧ロシアを放浪もしたし、クラシックと言えばショスタコーヴィチとプロコフィエフ以上の存在はないと思うし、いわばスラブ
別府 浩一郎2022年2月24日1 分家計マインド季報(2021-22年冬)本レポートは内閣府「消費動向調査」1月調査、消費者庁「物価モニター調査」2月調査までを対象とする。感染第6波による感染者数の急速な拡大は、「消費動向調査」の「雇用環境」中心に家計マインドにブレーキとなった。
藻谷 俊介2022年2月22日1 分世界インフレ率 1月分1月の世界CPIインフレ率は続落。6ヶ月スパンで年率4.7%は不変だが(図4A)、3ヶ月スパンで見ると同4.1%で、先月の同5.9%から弱まった(図4D)。PPIインフレ率も、3ヶ月スパンで年率11.0%から同5.6%に減速した(図7C)。商品相場は再び上昇しており、2月以降はそ
藻谷 俊介2022年2月21日2 分月例中国統計ウォッチ 1月分1月分の数値が発表されないという困った統計が一部にあるが、発表されたデータについてはまずまずの状況である。鉱工業生産および貿易統計は更新なし。以前の貿易統計は1月も更新されていたのだが、北京では更新しない悪習が逆に拡がっているのは残念である。企業の景況感で見ると、非製造業の低下は
別府 浩一郎2022年2月20日1 分S&P500はウクライナ情勢に翻弄され2週続落先週、S&P500指数は1.6%、DJIAは1.9%、Nasdaq指数は1.8%下落。S&P500は2週続落。火曜に「ロシア軍一部撤収」との報で1.6%上昇も、木曜には一転「侵攻の可能性が強まった」として2.1%急落。