藻谷 俊介2021年12月12日1 分世界鉱工業生産 10月分10月の世界鉱工業生産(速報)は、季調前月比+0.6%(前年同月比+2.9%)の135.4だった(図5A)。9月は0.2ポイント上方修正されて134.6であった。これに幾分先行する世界輸出数量指数も、10月は季調前月比+0.7%と増加している(図8B)。Weekly Econo
別府 浩一郎2021年12月12日1 分Weekly Market Watch 定例図表過去13週間と言えば、新型コロナウイルスの感染状況では海外での悪化、日本の沈静化が際立った期間ですが、株価パフォーマンスでは逆に日本の弱さが際立ちました(第3頁)。「今更、ばらまき政策をやっても」という感じでしょうか。
別府 浩一郎2021年12月12日1 分S&P500は3週ぶり大幅反発し最高値更新先週、S&P500指数は3.8%、DJIAは4.0%、Nasdaq指数は3.6%上昇。S&P500は3週ぶり大幅反発し過去最高値更新。新変異株オミクロン株は感染力は非常に強いものの、重症化リスクは高くないとの見方を好感。11%高のAppleを中心にITセクターが大幅高。
藻谷 俊介2021年12月12日1 分モデル週報日本と東京の感染者数は再び下げ止まった。ただ人流がまたも減っていることから、さほど大きな上昇にはならない「鍋底」状態になるのではないか。世界株価は反発して、合目は再び10合目を超えた。とは言え、明らかに頭打ちであり、オーバーシュートが出るためにはファンダメンタルズの変化が必要だろ
藻谷 俊介2021年12月10日1 分PPI企業物価 11月分沈静化してきていた川上のインフレ率は、10月から再び加速した。リアルタイムのインフレ率は9月に5%に迫るところまで落ちていたが、11月は総合で11.3%、エネルギーを除いて8.7%に上昇している(図2C~D)。夏場と同じインフレ率に戻ってしまったわけだ。商品相場は調整している
藻谷 俊介2021年12月10日1 分世界景気先行指数 11月分11月の世界景気先行指数(速報)は季調済前月比+0.2%の153.8で19ヶ月連続で増加(図4A)。10月は0.1ポイント上方修正の153.5だった。先月からがらりと悪くなったCLIだが、線形はまた微妙に変わり、ピークは1ヶ月繰り上がって6月となる一方、10月は8.0合目から
藻谷 俊介2021年12月9日1 分景気動向指数 10月分先行CI、一致CI、遅行CIの平均である10月の「総合CI」は、前月比+1.0%の95.1であった(図2A赤線)。9月は0.1ポイント上方修正されて94.1となっている。TOPIXなど相場2系列を除くベースでも+1.0%だったが(図2A青線)、そこからぶれの大きい鉱工業生産系の7
藻谷 俊介2021年12月9日1 分CPI消費者物価 10-11月分当冊子のキーチャートである図2M黄線(図2Gを拡大したもの)は、11月に多少下げ止まったが、デフレ圧力は続いている。唯一インフレ的であるエネルギーを加えた図2M青線であっても、夏場よりは低い。携帯通信料の下落とエネルギーの上昇が相殺し合って、都内の平均的家計では、騒がれたようなイ
藻谷 俊介2021年12月8日2 分10月の統計を概観して先月号では、景気指標の下げ止まり予兆を論じて、「崖の途中の茂みに引っかかって命拾いしたと言うところか」と述べた。実際に10月の指標は、図Aのように崖の途中で止まって、むしろ戻り始めそうなものが増えてきている。オミクロン型を心配する向きもあるが、各国の再規制は限定的であり、中国経済