藻谷 俊介2021年9月30日2 分鉱工業生産 8月分想像以上に悪い結果で、図2Aは予測も含めてついにピークアウト線形になってしまったし、図3Aは大きく「意図せざる」方向に悪化した。図3Cで予測のポツポツが上がり続け、赤線が下がり続けるなら典型的な天井であり、不況的になる可能性も考慮する必要がある。
別府 浩一郎2021年9月30日1 分投資部門別日本株保有状況(2020年度版)20年度末の外国人の日本株保有比率は前年比0.6ポイント上昇したが、電機株の株価上昇効果が大きい。投資信託の保有比率9.7%は、63年度末9.5%(株数ベース)を上回り過去最高。原動力となった日銀ETF買入れは21年度ほぼゼロも、225品薄株の異様な投信持株比率は放置されたまま。
藻谷 俊介2021年9月27日14 分政治問題としてのワクチン戦争今日はワクチンに関する考察の1つの示唆として、不思議な現象が一部の新興国で見られていることから話を始めよう。筆者がデータを毎日更新するウォッチリストに入っている国の中ではチリ、ブラジル、インドがそうなのだが、人流がコロナ以前の水準に戻っているのに、新規感染者数が増えていない新興国
藻谷 俊介2021年9月27日1 分モデル週報世界株価は一進一退ながら、世界長期金利はじわり上昇。コロナの感染は世界的に一服しつつある。日本はワクチンが一番効いている時期なので、多少活動が増えても感染者は減り続ける公算が高い。ただ、5-6月に接種した人たちの効果が半減し始めるので、年配者は要注意。
別府 浩一郎2021年9月26日1 分Weekly Market Watch 定例図表「『選挙の顔にならない』切られた岸田氏、『勝てる』菅氏」。昨年9月3日付朝日新聞の記事見出しです。ジョークではありません。
別府 浩一郎2021年9月26日2 分9月FOMC後のFF金利予想カーブFF金利先物清算価格に基づくFF金利予想カーブは、9月3日に発表された8月雇用統計後の下振れを完全に埋め合わせ、7月2日発表の6月雇用統計後の予想カーブの上に位置することとなった。6月FOMC後の予想カーブと比較すると、2022年12月と2023年12月の値はほぼ同じである。
別府 浩一郎2021年9月26日1 分S&P500は3週ぶり反発。FRBの姿勢に安心感先週、S&P500指数は0.5%、DJIAは0.6%上昇、Nasdaq指数はほぼ横這い。S&P500は3週ぶり反発。FOMC声明では年内テーパリング開始の方向性が示され、同時にFRB議長は利上げは慎重に進める意向を繰り返した。これらを受け水曜・木曜の2日間で2.2%上昇。
別府 浩一郎2021年9月26日1 分Weekly Market Watch 定例図表「『選挙の顔にならない』切られた岸田氏、『勝てる』菅氏」。昨年9月3日付朝日新聞の記事の見出しです。ジョークではありません。これから1年後にはどういう見出しが躍っているのでしょうか。
藻谷 俊介2021年9月20日1 分世界インフレ率 8月分8月の世界CPIインフレ率は、図4Aが示す6ヶ月平均年率で5.0%、図4D末端が示す3ヶ月スパンで見ると4.2%となった。2ヶ月連続で減速となっている。PPIインフレ率は、3ヶ月スパンで減速に転換してから4ヶ月になる(図7C)。原材料インフレは既にピークアウトしたと言って良く、消
藻谷 俊介2021年9月20日1 分世界景気先行指数 8月分8月の世界景気先行指数(速報)は季調済前月比+0.4%の153.8で16ヶ月連続で増加(図4A)。7月は0.2ポイント下方修正の153.2だった。ペースは一段と低下してきた(図4C)。山に喩えると先月の10.1合目から9.8合目に逆戻りし、来月以降も遡及改定を繰り返しながらこ