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CPI消費者物価 6-7月分


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この冊子の中核グラフである図2L~M黄線は、7月も一段と上昇。1月をピークに、2~4月は物価が下落して短期的にはコロナ・デフレとでも言うべき状態にあったが、5~7月は上昇に転じてあっさり1月の水準を上回った。モメンタムも急速に回復している(図2H)。ここに於いても景気の底入れは明らかになっている。

そして先行する東京を追って、全国の物価も6月にかけて上昇している(図2J~K、図2D)。

4ページで東京の10大品目を見ると、感染で子供が通いにくくなった学習塾の価格競争によって、最後まで下がっていた「教育(図4H)」も反発し、もともと大半のグラフはインフレ基調だったことから、デフレ感はほぼ一掃された状態。金融緩和による資産インフレもあって、感染症がデフレに結びつく構図は考えにくくなっている。

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