スフィンクス・レポート

短観特集号の付属資料です。販売価格見通しを業種別・規模別に一覧。

「日銀短観」6月調査で大企業製造業の業況判断DIは引き続き改善も、サプライズを加味した業況サイクルグラフでは、前回3月調査からは勢いが低下。コロナ禍の影響を強く受ける業種を含む大企業非製造業の業況サイクルは、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が常態化する中、一層弱々しい動き。

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「日銀短観」3月調査で、業況判断DIのサプライズ幅は大企業加工業種ではバブル期以来の大きさ。伸び悩んだ非製造業との間で業況サイクル・グラフの明暗が大きく分かれた。「明」の製造業を象徴したのが電気機械と生産用機械。その製品需給判断DIや在庫判断DIも整合性ある改善ぶりを示した。

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業況判断DIの改善幅は前回の劇的悪化と比べ小幅だったものの、サプライズが大きく改善したことで業況サイクルは転回を果たした。

業種別の業況サイクルでは小売が予想外の改善となる一方、長らく「陽の極」ゾーンに滞留していた不動産が大きく悪化。自動車の悪化も目立った。需給、在庫など多くの判断DIで電気機械と自動車が明暗を分けた。

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業況サイクルのグラフでは、大企業製造業、中堅製造業が08年9月と似た位置にある。前回まで堅調だった非製造業もコロナ禍で大きく悪化。宿泊・飲食サービスはリーマン破綻後をしのぐ悪化となった。