別府 浩一郎6 日前2 分3月相場で記録した様々な節目3月まで順調だった日米株式市場は、4月は米国の利下げ見通し後退と中東情勢の緊迫化により、上値が重たい展開となっている。もっとも、今次上昇相場は先月中に様々な節目に到達していたことも事実だ。
別府 浩一郎4月10日2 分高揚する「資産価値の増え方」意識消費者態度指数の枠外で発表されている「資産価値の増え方」意識の上昇が目覚ましい。今3月46.3は、アベノミクス初期の高揚感が残っていた13年9月の48.6以来の水準である。
別府 浩一郎4月3日2 分中堅・中小の販売価格見通し上振れ中堅・中小企業では製造業中心に、販売価格見通しも大企業より強めの数値となっている。大企業と比べ仕入価格で不利な立場におかれ、同時に大幅人手不足のため賃金は上げざるを得ない。販売価格引き上げの必要性は強まる一方だ。
別府 浩一郎3月26日2 分中国人民銀行による半年遅れの公表先週金曜、中国人民銀行による家計(預金者)マインド調査の昨年第3四半期と第4四半期の結果が併せて公表された。昨年6月29日に第2四半期分が公表されて以降、途絶えていたものだ。
別府 浩一郎3月18日2 分2025年の米株EPSS&P Dow Jones Indicesが先々週から発表の2025年EPSでは、S&P500種全体が14.1%増。ITセクターは17.2%増。後者の圧倒的優位性は薄らぐ。ただ、それで敬遠するにはまだ早いというタイミングだろう。
別府 浩一郎3月13日2 分株価とは裏腹の景況モメンタム最近までの株価急騰とは裏腹に、内閣府「法人企業景気予測調査」1-3月期調査では景況モメンタムの弱さが目立った。株価は将来を織り込むものであり、足元の景況モメンタムが全てではもちろんない。とは言え、いささか先走りし過ぎの感があるのも事実ではあろう。
別府 浩一郎3月4日2 分株高下で一層拡大する家計のマインド格差2月「消費動向調査」の「資産価値の増え方」(原数値)は「1200万円以上」世帯が56.2と13年9月57.5以来の高さ。「300万円未満」世帯との格差15.8ポイントは、昨年3月時点の7.7ポイントからほぼ倍増。格差拡大は正規・非正規別に見た「収入の増え方」でも観察される。
別府 浩一郎2月25日2 分海外投資家累積買越金額、米決算動向先週、S&P500指数は最高値更新。NVIDIA以前に決算発表済みのS&P500種の内、75%が予想をビート、20%がミスした。ネットベースのビート率は55%。ITセクターはビート率89%、ネットベースのビート率80%で、いずれも全11セクター中1位となっている。
別府 浩一郎2月20日2 分虚しい最高値更新騒ぎ現在の日経平均株価は旧日経平均に日経500種平均を接続したものにほぼ等しい。その結果、たまたま「34年○ヵ月ぶり高値」という水準になっている。TOPIXの「34年○ヵ月ぶり高値」とは似て非なるものだ。日経平均株価の最高値更新騒ぎほど虚しいものはない。
別府 浩一郎2月12日2 分TOPIX移動平均線からの乖離状況などTOPIXの移動平均線からの乖離率は、これだけの強い相場にしては過熱感が乏しい。ただし、200日線から30%や40%という乖離率が出現するのは、基本的には大幅な下落相場の後の反発場面であって、継続的な上昇相場では乖離率ピークは概ね15%±3%の範囲だ。
別府 浩一郎2月4日2 分示唆に富む米国雇用現状DI・景気現状DI先週、FRBは物価動向を見極めるため早期利下げに慎重姿勢を示し、週末発表の1月雇用統計は強めの数値となった。これらに先行し火曜に発表されたConference Board調べの1月米国消費者信頼感指数は適切かつ示唆に富むものだ。
別府 浩一郎1月21日2 分米セクター別EPS予想で優位性強めるIT米国セクター別予想EPS修正グラフにおいて、24年予想はS&P500種全体ではごくごく緩やかながらも低下傾向。それに対し、ITセクターは上向き傾向で推移。生成AIが期待から現実に変わる中、ITセクターの優位性が増している。