藻谷 俊介2022年10月31日1 分鉱工業生産 9月分経産省季調では8月が大きく上ぶれていたので、前回予想した通りの反動減となったが、減少幅が意外に小さかったのは、当社季調で見ても結構な伸びがあったからである(図2B)。 とは言え、それほど素晴らしい話ではない。出荷は予想通りのマイナスとなったので(図2C)、差は在庫となった。図2J
別府 浩一郎2022年10月30日1 分S&P500は利上げ鈍化期待で大幅続伸先週、S&P500指数は12月以降の利上げ幅縮小期待を背景に4.0%大幅続伸。そうした中でも、業績悪化のMeta Platforms、Amazon.comなどは激しく売り込まれる。
別府 浩一郎2022年10月30日1 分Weekly Market Watch 定例図表上海総合株価指数を産業別に大まかに区分した株価指数のうち、銀行株を含む総合業指数は、先週末、2014年11月27日以来の水準まで低下(第26頁)。金融セクター指数で見た場合、2015年8月26日以来の安値。
別府 浩一郎2022年10月30日2 分大きく明暗分けた米中株価先週、中国CSI300株価指数は5.4%下落し、2020年3月安値に限りなく迫った。課題である不動産市況のモメンタムは弱いまま。S&P500株価指数は4.0%高で中国株と明暗分ける。皮肉にもこちらでは住宅市場に関する「悪いニュース」は、利上げ鈍化に繋がる「良いニュース」となる。
藻谷 俊介2022年10月29日5 分戦争と欧州ウクライナ戦争については、2月、3月、5月、6月と書いて、それから今日までブランクがあったが、米戦争研究所ISWの画像ファイル分析は週1回ペースで続けてきた。陰鬱な王プーチンの歴史的動機から考えて長期戦は不可避という筆者の当初からの主張は当たったが、個々の戦況の推移については8月
藻谷 俊介2022年10月25日2 分月例中国統計ウォッチ 9月分予定日に統計が発表されなかったため憶測を呼んだが、20年以上中国統計を追っている筆者にすると時々あることであり、また必ずしも悪い数字を出し控えると言うわけではない。今回も出てきた数字は特に悪くなかった。ただその都度述べてきたことだが、統計の発表が安定しないようでは国家の体裁にかか
藻谷 俊介2022年10月24日1 分世界インフレ率 9月分9月の世界CPIインフレ率は、リアルタイム(直近3ヶ月区間の平均伸び率の年率換算値)で3.7%に低下(図4A、D)。2%台には入らなかったが、ほぼ正常化した。PPIインフレ率も、リアルタイムで年率-0.9%(図7A、C)とついにマイナス(デフレ)になった。 8月の実質賃金はリアル
別府 浩一郎2022年10月23日1 分S&P500は決算や利上げ減速期待で急反発先週、S&P500指数は4.7%上昇。急反発。月曜、英政権の財政政策撤回や懸念されていたほど悪くない企業決算を好感し2.6%大幅高。週央以降長期金利上昇も、金曜、WSJが「12月FOMCで利上げ減速」と報じたことで2.4%大幅高。