藻谷 俊介2021年12月28日1 分鉱工業生産 11月分生産が大幅に上昇し、当冊子のキーチャートである図2Aの予測は、逆に弱含んだ。この解釈が難しい。確かに予測以上に戻りすぎたと言うだけかも知れない。図Aは青い実績の部分がかなり上昇し、その反動の形で12-1月予測の赤線は頭打ちになっている。予測値の水準そのものが、先月から低下した
藻谷 俊介2021年12月27日10 分コロナ拾遺 24 オミクロン特集図6で言えば、第5波は谷から山まで約2ヶ月だった。足元の第6波は谷が2倍深いので、第5波のピークに並ぶまでデルタならざっくり4ヶ月かかるはずだが、オミクロンなら2ヶ月以内に新高値更新ともなり得る計算である。もちろん初期の検査・隔離対策の巧拙や人流の増減などでも線形は変わるので、単
藻谷 俊介2021年12月26日1 分モデル週報世界株価は横ばい、世界長期金利はわずかに上昇。少し円安のエネルギーを感じる。コロナサイドでは、もはや戻らないと見て第6波の線を追加した。第5波に比べて低いスタートで、検査と隔離が効いているのか今のところの勢いは第2波並である。ただ、オミクロンが海外で示しているような強い感染力を有
別府 浩一郎2021年12月26日1 分Weekly Market Watch 定例図表電気機器のTOPIXウェイトがITバブル末期の2000年9月以来の20%台乗せ(第6頁)。ただし、前回は上場時価総額ベース、今回は浮動株時価総額ベースという違いがある。
別府 浩一郎2021年12月26日1 分S&P500は反発し最高値更新先週、S&P500指数は2.3%、DJIAは1.7%、Nasdaq指数は3.2%上昇。反発。S&P500は最高値更新。週初は新変異株への懸念で下げて始まるも、Nike、Micron Technologyの好業績や事前予想を上回る12月消費者信頼感指数の発表で大幅反発。
別府 浩一郎2021年12月22日1 分業況サイクルと需給・在庫・価格判断など9月短観でブレーキの掛かった大企業製造業の業況サイクルは、12月短観ではほぼ足踏みだった。一方、既に歴史的高水準にある国内・海外での製品需給判断DIは更に改善した。改善の中心である大企業電気機械の場合、業況サイクルも小幅ではあるが右上へシフト(改善)した。
藻谷 俊介2021年12月21日1 分第三次産業活動指数 10月分当社のX13AS季調では、10月は前月比+1.0%の97.4だった(図2A)。9月は0.3ポイント上方修正の96.4だった。今月も経産省季調とほぼ同じである(図2B)。人流の波動に合わせて上昇したが、今年の弱含み趨勢を覆すものではなかった。業種間の拡散度においても、30近辺の水準
藻谷 俊介2021年12月20日1 分貿易統計 11月分すなわち今月はメインチャートの図2Aが反発し、青線のモメンタムを見る図2Hも急上昇した。内閣府季調値は上がりすぎだと思うが、底入れであるならV字形状自体は間違っていない。世界輸出数量指数も、ジグザグしながらではあるが上昇雰囲気であり(図3B)、実際に数的処理でモメンタムを浮か
別府 浩一郎2021年12月20日2 分12月FOMC後に低下したFF金利予想カーブ12月10日と12月17日のFF金利予想カーブを比べると、23年3月以降の部分は12月FOMCを経てむしろ低下した。米国債のイールドカーブもより平坦化した。FRBが遅まきながらタカ派色を強める中、金融市場はその先を行っている。