別府 浩一郎2020年12月29日1 分業況サイクル-2010年と現在業況サイクルは9月調査では縦軸方向で大きく改善。今回12月調査では横軸方向での改善を本格化させた。次回21年3月は大企業製造業の場合、10年6月の位置が意識される。
藻谷 俊介2020年12月28日1 分鉱工業生産 11月分先月号で「11月からは急速に伸びが衰えることが視野に入っている」と書いたとおり、11月は横ばいに終わり、当社補正の12~1月の予測も低調である(図2A)。V字回復は終わったと言わざるを得ない。とは言え、後述する世界の動向から言えば、日本はもう少し前向きにならなくてはならない...
別府 浩一郎2020年12月27日1 分S&P500は小反落。VIXは早々と沈静化。先週、S&P500指数は0.2%下落。英国での新型コロナ変異種感染拡大を嫌気し、月曜に一時、先々週末比2%安。ワクチン普及による景気回復期待も強く、金融、IT中心に持ち直し。FHFA住宅価格指数前年比が約15年ぶり10%台(第30頁)。
藻谷 俊介2020年12月26日1 分CPI消費者物価 11-12月分前年同月比で発表するせいでGoToによる値下げが12ヶ月も見え続けることになり、新聞もそれを毎月書き続けるわけだが、実際は8月に一度大きく下がったきりである(図3J、4J)。10年ぶり下げ幅と言うのも、それを加えてのものであるから、実は12月の物価下落の話ではない。この手の...
藻谷 俊介2020年12月25日3 分コロナ拾遺 16変異種騒動 ロンドンを含む南イングランドで勢いを増す感染で、図Qはしばらく前から第2.5波的な上昇を見せているが、感染性の高い変異種がその原因であると言う見解が広がっているのはご承知の通りである。筆者もニュース記事だけでは判断の下しようがなかったが、未査読ながら23日付けで...
藻谷 俊介2020年12月25日1 分モデル週報マーケットは小動き。ただしスフィンクス景況感DIは悲しくも年末に向けて陰転した。都営地下鉄乗車率ははっきり閾値を下回ったので、年末にかけては感染者数もピークを越えると考えているが、それでも当初予想よりも1ヶ月弱長引いた形。長かった。
別府 浩一郎2020年12月20日2 分FRBの妥当な選択足元のストック・フロー・レシオを概算すると、19年第4四半期にほぼ並ぶ水準と推察される。この面からは、FRBが緩和姿勢を強調しつつも、国債800億ドル、MBS400億ドルの月間買入額を据え置いたことは妥当と言って良い。