藻谷 俊介

2022年6月21日1 分

第三次産業活動指数 4月分

当社のX13AS季調では、3月は前月比+0.6%の98.8だった(図2A)。3月は0.3ポイント上方修正の98.2だった。

3月あたりからレンジを上抜けると予測していたが外れ、4月にようやくそれらしくなってきた。これは日本にもようやく訪れつつあるコロナ明けで、雇用、消費、設備投資などの内需系統計が強くなっているのと符合しており、ある意味で当然である。筆者としても、ここ1-2ヶ月で一段とポジティブに考えるようになっている。

ただ、先月も述べたが、対個人サービス(図3K)がガラスの天井を突き破る一歩手前にあるのに比べると、対事業所サービス(図3L)はなかなか離陸できない。販管費が上昇する中で、使途の選別が厳しくなっている可能性はあると思う。引き続き来月も注目していきたい。