藻谷 俊介

2023年1月22日1 分

第三次産業活動指数 11月分

当社のX13AS季調では、11月は前月比+0.2%の100.2だった(図2A)。10月は0.3ポイント上方修正の100.0となっている。修正により当社季調でも経産省季調でも、四半期平均では右上がりになり(図2C)、業種間拡散度も50を切っていなかったことになった(図4C)。調整期にはまだぎりぎり入っていないと言うわけだ。

これまで通り、伸びを牽引しているのは対個人サービスである。対事業所は失速している(図3K~L)。

全産業活動指数は続落(図4J)。第三次産業指数に表れている内需はまだ持ち堪えているが、鉱工業生産に表れる外需は低下していることによる。とは言え、図4Jの調整は過去の不況に比べれば微々たるものであり、筆者は踊り場のうちだと考えている。