別府 浩一郎

2022年12月19日1 分

歓迎すべからざる「不足」超幅拡大

12月短観の業況サイクルでは、大幅な円安があっても停滞的な動きが続いた電気機械、自動車と、経済再開が追い風となった宿泊・飲食サービスなどとの明暗が鮮明。もっとも、宿泊・飲食サービスは深刻な人手不足に早々と直面している。

違和感を覚えるほど高止まりしていた大企業加工業種の内外製品需給判断DIは電気機械中心にようやく軟化。自動車の製品流通在庫判断DIの「不足」超幅は一段と拡大したが、その業況が示すように、歓迎すべき「不足」超ではない。

金融政策決定会合で日銀は予想外の政策変更。借入金利DIの先行き予想値は上振れしており、企業としてはこの流れを一定程度想定はしていた。

<内容>

1.業況

2.製品需給、製品在庫、価格、企業の物価見通し

3.売上高、経常利益、売上高経常利益率、想定為替レート

4.設備投資計画、生産・営業用設備、雇用人員

5.企業金融関連