景気回復鈍化懸念でS&P500は3週ぶり反落

先週、S&P500指数は1.7%、DJIAは2.2%、Nasdaq指数は1.6%下落。S&P500は3週ぶり反落。感染拡大による景気回復鈍化懸念や予想を上回る8月PPIの上昇など嫌気。11セクター全て下落は本年1月第4週以来。カリフォルニア州連邦地裁からアプリ課金ルール見直し命令を受けたAppleの下げが響き、ITセクターも6週ぶりに反落した。主な経済指標では7月消費者信用残高は前月比170億ドル増（事前予想250億ドル増）。7月求人件数は前月比7.4%増の1093.4万件（同1000万件）。先々週の新規失業保険申請件数は31.0万件（同33.5万件）。8月PPIは前月比0.7%上昇（同0.6%上昇）、同コアは前月比0.6%上昇（同0.5%上昇）など。

セクター別騰落率は一般消費財-0.3%、コミュサー-1.2%、生活必需品-1.3%、金融-1.3%、公益-1.6%、素材-1.7%、IT-1.8%、エネルギー-1.8%、資本財-2.5%、ヘルスケア-2.7%、不動産-3.9%。

個別銘柄上昇率上位はModerna 7.8%、CarMax 5.8%、Global Payments 5.3%。下落率上位はPulteGroup -10.2%、Biogen -10.1%、Enphase Energy -9.0%、Kroger -8.5%、Eli Lilly -7.7%、MarketAxess Hld. -7.7%。