別府 浩一郎
2022年4月6日1 分
「日銀短観」3月調査で業況判断DIは小幅悪化。大企業加工業種の内外製品需給判断はごく小幅ながら改善さえしており、金融環境の悪化、仕入価格大幅上昇の織り込みはこれからである。サプライズの縮小は粛々と進み、業況サイクルは左下方向へ悪化の一歩目を記録。生産・流通両面の停滞で、加工業種では製品流通在庫判断DIの「不足」超幅拡大が目立った。自動車はそれにより業況サイクルの改善期待が裏切られる結果となった。
企業の販売価格見通し、物価全般見通しは上振れ傾向を強め、超低金利政策の下、「寝たきり」状態が続いていた借入金利判断DIもわずかながら上振れた。
1.業況
2.製品需給、製品在庫、価格、企業の物価見通し
3.売上高、経常利益
4.設備投資計画、生産・営業用設備、雇用人員
5.企業金融関連