別府 浩一郎

2023年5月27日1 分

家計マインド季報(2023年春)

■「景気ウォッチャー調査」の判断DIは、5類移行でコロナによる攪乱がほぼ無くなり、訪日外客数急回復も押し上げに寄与。一方で、歴史的に見て既にかなり高い水準でもあり、サプライズ的改善の余地は乏しい。当面、高原状態が続く。

■「消費動向調査」では極端な物価上昇観の緩和により、本年3月、4月調査で、これまで極端に悪化していた「耐久消費財の買い時判断」の反動的改善が目立った。「資産価値の増え方」意識もアベノミクス初期当時のような大幅な上振れ。世帯年収別では最上位の「1200万円以上」世帯の改善が際立つ。

<目次>

1.内閣府「景気ウォッチャー調査」

2.内閣府「消費動向調査」

(1)消費者態度指数の全体動向

(2)1年後の物価見通し

(3)世帯の年間収入階級別計数(一般世帯)

(4)世帯の年間収入階級別計数(単身世帯)

(5)世帯主の年齢階級別計数(一般・単身)

(6)世帯主の10歳区分年齢階級別計数(一般・単身)

(7)世帯の所得種類別計数(一般・単身)

(8)世帯区分別計数(一般・単身)

(9)各種世帯属性別一覧グラフ

【注意】

内閣府「消費動向調査」では「一般世帯」を「二人以上の世帯」に呼称変更していますが、当レポートでは引き続き「一般世帯」と表記しています。