別府 浩一郎

2020年4月22日1 分

家計マインド季報(2020年春)

日銀「生活意識アンケート調査」は調査時期の早さから、コロナ禍の影響を十分には織り込めず。ただ、長期の日本経済成長力DIの8四半期連続低下、先行き地価DIの13年以降最低水準への落ち込みに家計マインドの本質が表れる。

内閣府「消費動向調査」で消費者態度指数は大震災時ボトムを下回る。元々低迷している低所得世帯よりも高所得世帯のマインド悪化が鮮烈。

内閣府「景気ウォッチャー調査」判断DIは早々とリーマン破綻後ボトム水準に到達。感染拡大が鈍化すれば急回復の可能性は十分あるが、東京五輪という我が国固有の特殊要因も。