別府 浩一郎

4月6日1 分

大幅円安下で業況最下位の電気機械

3月短観における業況判断DIは大企業製造業が2ポイント悪化の11、同非製造業が2ポイント改善の34で91年8月以来の高水準と明暗を分けた。大企業製造業は内外需給判断DI、製品在庫判断DIも低迷が続いた。特に電気機械は業況判断DIが金属製品と共に最下位。海外製品需給判断DIがコロナ禍後ボトムの20年6月と並ぶ「供給」超幅。製品在庫判断DIが09年3月以来の「過大」超幅だった。「これ以上は悪くなりようがない」とも言えるが、大幅円安下でこの状況だ。

小売の仕入価格・販売価格判断DIは規模を問わず高止まりが続いている。大企業不動産の販売価格判断DIは小幅低下したが、需給判断DIは過去最高となった。

<内容>

1.業況

2.製品需給、製品在庫、価格、販売価格・物価見通し

3.売上高、経常利益、売上高経常利益率、想定為替レート

4.設備投資計画、生産・営業用設備、雇用人員

5.企業金融関連